2018年04月24日

マレーシアへ旅(その6)



旅の最終日は午前中が空いていたので、散策に出かけた。インド人街「リトル・インディア」
近代的な建物が多いセントラル駅周辺にあって異質的、メイン通りにはカレーレストランやインド物販店など、
インド系のお店がズラリと並ぶ。ヒンドゥー教のお祈りには欠かせない色とりどりの花々もある。

帰路は23:30発だ。市内から空港に向かう途中にあるプトラジャヤ市に寄った。
クアラルンプールの街中から行政府を移転させ、新たにつくった街だ。
プトラ=王子、ジャヤ=勝利、2つの意味を合わせたこちらの街並みはマレーシアで一番美しい場所、
行政都市というより観光地と言ってもいいくらいだ。観光地にすべく作った都市ではなく、結果として観光地になったのだ。

元はヤシプランテーションだった土地を大規模に開発。開発時には「自然との共存」を掲げていたため、
湖や湿地帯などの自然も豊かだ。マレーシアの国造りにかける強い意志を感じる都市である。

空港にはかなり余裕を持って着いた。ラウンジを楽しみにしていた。まずは日本の7月並みの外を歩き回って
出た汗をシャワーを浴びて流し、その後はビール、ワイン、食事も、夕食したにもかかわらず、しっかりといただいた。
この後は夜食、そして朝食と成田に着くまでに4回も食事をすることになった。

日本に着いた3月26日、東京は桜が咲き誇り、旅の前後で進んだ春の速さに驚き、小山町に向かった。
その日の午後には打合せが待っていた。
そして、この日は寝るまで食事をすることなく、還暦一日目を無事に閉じた。
長女は4月からまた学生に戻った。次はどこに行こうか?いつまでつきあってくれるのか、
家庭を持つ前にシチリア島に行こうじゃないか。(おしまい)



  


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2018年04月21日

マレーシアへの旅(その5)



さて、旅の話に戻そう。夜のオプションツアーに参加することにした。「クアラセランゴールホタル観賞」だ。
海外で蛍を見ることになるのはイタリアトスカーナに次いで2回目だ。

世界的に有名な蛍生息地として知られるスランゴール川には、パテロプイックスという長さ約6ミリの小さなホタル
を鑑賞することができる。湿気の多い気候はホタルの生殖に絶好の環境で、淡い光を発しながらマングローブの林
を飛び交う熱帯のホタルを一年中いつでも見ることができる。熱帯のクリスマスツリーと呼ばれている。

蛍見物の前の海鮮料理で最も美味しかった。カニみそをチュルチュル吸いまくってしまった。
その後、乗り込んだ船は蛍の出る場所にまっしぐら、かなりの高速で、そのアクティビティが結構楽しい。
蚊に注意との説明書きがあり防虫措置をしなければいけないところ、軽くみていたらチョイチョイ刺されてしまった。
大事はならなかったけど熱帯地方の蚊は甘く見ない方がいい。
目にした蛍群は点滅が早く光量は源治・平家蛍に比べ少ないかな。量は多い。大量の蛍は由布院と山東町で見たことはあるが、
川側からしかも舩から見たことは無いから新鮮な驚きはある。(つづく)



  


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2018年04月18日

二つの公園の開園式(その2)



その結果、「金太郎」「子供の健やかな成長を祈る」「子育て」「健康づくり」「老いも若きも集う」
といったキーワードをヒントにしながら、町民のみなさんの英知を結集して造ったこの新・金時公園が、本日晴れてオープンの運びとなった次第です。さて、ここで少し、公園のご案内をさせていただきます。

まずは、公園の入口となる坂を登っていただくと、長屋門型の多世代交流施設「金太郎テラス」が、皆様をお迎えします。
ここにはキッチンや室内外に縁側の様なベンチが備え付けられ、さらに小さなお子さんが遊べる小上がりがあり、
多世代にわたる交流がおのずと生まれてくる仕掛けが満載となっています。ここの運営には地元の女性グループの方々お手伝いを申し出てくださいました。ありがたいことです。

金太郎テラスの門を抜けると、このあと梅雨入り前には整備を予定している芝生広場ができます。そして、そのまっすぐ先には金時神社を拝むことになります。
そして左側には、この公園のシンボルとなる屋根付きの土俵がそそり立っています。土俵の上には金太郎と熊が相撲を取っている絵馬が飾られており、この絵馬は竹之下の佐々木功画伯が心をこめて描いてくださった力作であります。おかげさまで、この土俵には日本相撲協会から「少年相撲教室」、青年会議所からは「わんぱく相撲静岡県大会」の予約がすでに入っております。また広場には、お花見の賑わいを創出するため、一周できる桜並木の回廊を設けています。ここには巾20mに及ぶボルタリングボードが、金太郎テラスの庭には健康遊具や幼児用遊具が置かれています。
そしてこの公園の目玉となる、斜面を利用した長さ44mの林間ローラースライダーは圧巻で、きっと子供たちには大喜びで遊んでくれることでしょう。
金時公園の整備に当たりましては、建設費2億7百万円の内、防衛省から1億2千4百万円、静岡県から2千3百万円をいただいております。
この新金時公園が、多くの皆様方に愛され、「子育て」「健康づくり」「仲間づくり」「遊び」「花壇づくり」など様々な利用の場としてご活用いただき、末永く守り育てていただくことを心からお願いします。(つづく)

  


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2018年04月16日

二つの公園の開園式(その1)



4月14日土曜日の天気が気になっていた。水曜日までの予報だとしっかり雨だったのが日が近づくに連れ曇りの予報に変わっていた。
この日は二つの公園の開園式なのだひとつは金太郎ゆかりの金時公園、もうひとつは豊門公園だ。

1.9万人しかいないちっちゃな町でそれぞれ2億円、1.6億円をかけての整備なのだ。
小山町に来て町長から「この二つの公園を何とか改修してくれ」と言われてから3年かかった。
デザインからお金の手当てまで渾身の力を注いだ公園の完成だ。
多くの人の汗と想いとお金を集めての仕事は公務員冥利に尽きる。

「開園式をやる」と町のご担当者に言ったら、工事で手一杯、他にも現場を抱えている者がいい顔をしない。
それは当たり前だけど、お披露目の式典をしない訳にはいかない。その内にエンジンがかかり、当日は見事に段取ってくれた。
感謝の言葉しかない。小生の当日の役割は事業の経過を話せばいいだけだから、気楽なものだ。

町長挨拶文は自分がつくる、公園に詰め込んだ想いを皆に伝えたいからだ。町長は前後にご自分の言葉を入れるが、
中は原稿をそのまま話してくれる。抜粋して紹介する。
***金時公園は、今から83年も前、昭和10年4月に開園した歴史ある公園であります。小山町史には、
「開園は第一回金時祭として2万人もの人々を集め、昼の仕掛け花火、金時踊り、富士山音頭、小学校対抗相撲大会、
富士紡寄宿生や青年団員の野外劇などが盛大に行われた。」と書かれています。その後、公園には、児童館、プールが整備され、
昭和から平成10年頃にかけては、子供たちの歓声が周囲に響き渡り、大いに賑わっていたものと記憶しております。
しかしながら少子高齢化の進行に伴い、最近はお子さんよりも年輩の方々のゲートボール場としての利用が多くなっているものと承知しております。
また町の観光案内には「金太郎ゆかりの公園」として紹介され、観光資源としての活用が期待されていましたが、
町外から来られた観光客の方々に喜んでいただけるような公園にはなっていなかったようです。
そこで、「金太郎のような元気なまちづくり」を標榜する小山町に相応しく、子どもから年配の方々まで、
幅広い世代に楽しんでいただける公園にしていきたいと考え、日頃から利用される町民の皆様と一緒に素晴らしい公園につくりかえていこうと、
ワークショップを開いて検討を重ねて参りました。(つづく)



  


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2018年04月15日

マレーシアへの旅(その4)



クアラルンプールに戻る高速道路沿いの森は殆どがアブラヤシを栽培している。
マレーシアと言えば天然ゴムと刷り込まれているので、どうしただろう?
多分、合成ゴムの台頭によって天然ゴムが売れなくなったことによる需要減かと思いきや、
実態は天然ゴムの原料の樹液採取に人手がかかりすぎて、人件費の高騰したマレーシアではペイしなくなり、
今ではタイが生産国とのこと。

 ちなみにアブラヤシは、ピンポン玉より少し小粒の赤やオレンジの実を房状につける。
1房当たり数百~2000個もの実がなり、重さは30~40kgにもなる。この実からは、パーム油が採れる。
用途は幅広い。約8割が食品油としてマーガリンや揚げ油、ショートニング、アイスクリームなど、
さまざまな食品に用いられる。残りの約2割は、石鹸や洗剤、化粧品、インクなどの原料として用いられる。
今やパームオイルの生産量は2003年に大豆油を抜き、現在、世界でもっとも大量に生産される植物油脂である。
ただ、天然林が伐採されアブラヤシ・プランテーションに変わりオランウータン、スマトラサイ、ラフレシアなど
貴重な野生動植物が数多く生息地が奪われていることは想像に易い。(つづく)


  


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2018年04月13日

マレーシアへの旅(その3)



二日目は世界遺産マラッカへ。2時間半ほどかかる。
マラッカはマラッカ海峡の重要な東西貿易の交易点として500年以上に渡り繁栄を繰り返した。
建物、教会や広場は15世紀に興ったマラッカ王国と16世紀初頭のポルトガル、オランダの支配の歴史を大きく反映している。

マラッカは東アジア、東南アジアにおいて類をみないユニークな建築様式、そして文化的な町並みを構成していることが高く評価され、
2008年7月に世界文化遺産に登録された。特に朱色のオランダ広場が印象的だ。「トライショー」と呼ばれる三輪車タクシー。
これには、商標権なんのそのとピカチューやらキティーちゃんが色鮮やかな花や電飾が施されており、中には大音量の音楽を流している者もある。
街中散策を後は、マラッカ海峡そのものを見に行った。海峡モスクは海と空のブルーに映えて美しい。
見入っていると、そこに水陸両用のバスが海に入り、間もなく止まってしまった。エンジンがかかる様子もなく、結末を確認する間もなく、
我がツアーは食事会場に向かった。道中に別のダックツアーのバスが空で走っていくのが見えた。どうやって救うのか?そのことが気になっていた。

食事が済むと、ツアーに付き物の“メンゼイテン”だ。今回は雑貨、貴金属、チョコレートそんな処を連れまわされた。
殆ど見る気もないのだけど、その割にはアトピーに効くなまこ石鹸、カカオ成分がやたらと多いチョコレートなんか買ったりして。

(つづく)



  


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2018年04月12日

マレーシアへの旅(その2)



17時にクアラルンプールに着いた。
マレーシアは、人口の6割をマレー系、3割を華人系、1割をインド系が居住する多民族国家だ。
対日的には「ルックイースト政策を掲げたマハティール政権、それを継承したアブドラ政権の
下で緊密な関係が維持され、日本企業のマレーシアへの進出は盛んだ。

空港から中心市街地までは、車で一時間ほど。ホテルに入る前にマレー料理の夕食、
団体ツアーを主としたレストランなので、味はともかく、あまり入りたいとは思わない店だ。
ビジネスクラス・ヒルトンの旅では勘弁してほしいと言わざるを得ない。
この手の旅の夕食は無しの方がいい、地球の歩き方でも持って、評判の高いレストランを選んで行ってみる。
それがいい。

イスラム教徒の国だから豚肉は使っていないということ、禁酒であるから、レストランでは高め、
ドバイと違って酒はあるにはある。ビール大瓶1,000円ほどだ。その後、どこの店にでも同じ価格。
多分、日本人ツアー共通の割高価格が設定してあり、そのバックが添乗員に入る仕掛けかなぁ。

食後はホテルへ。ヒルトンだけど、驚くほどのレベルではない。駅がそばにあり、その先にはショッピングモールがあった。
国外の商品は日本での価格と差はない。スーパーにある食品は安い。南国らしく果物は豊富だ。

ホテルの朝食は中華、インド、英国、日本食何でもござれだ。個人旅の時は、ホテルのバイキングの朝食をたらふく食べ、
昼食を抜くことにしている。(つづく)


  


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2018年04月10日

マレーシアへの旅(その1)



日経新聞一面広告の「マレーシア航空A380往復ビジネスクラス利用、
ヒルトンに泊まるマレーシア4日間 14.99万円」が目に飛び込んできた。や、安い!

早速、長女に行かないかと誘うと小生がスポンサーを条件にOKとのこと。
3月23日10:20発に乗り込むのだが、JALの桜ラウンジで旅のスタートを楽しむために8時前には成田空港に着くようにした。

ラウンジには日本酒、ワイン、ビール、ウイスキー、各種料理が取り揃えられている。
ただ、ここであまり食べてしまうと機内食が口に入らなくなる。

阪急トラピクスのツアー、家族で行くときにツアーの利用は無くエアー&ホテルのみなので旅前から
現地発のツアーの申し込みや着いてからの交通手段を考えなくてはいけないけど、今回は楽だ。
安さのことがあってか、催行人数枠いっぱいの20人の団体旅行となった。
80を超える女性一人での参加があったことに驚いた。父娘組はもう一組いた。
他は年配ご夫妻、おばさまペアだ。おじさん一人はいたがペアはいない。
おじさんペアでの旅は国内では結構しているのだが、海外ではない。気楽でいいのだが、
外聞が悪いか実行はまだである。

A380という機体世界初の総2階建てジェット旅客機である。初飛行は2005年。
ビジネスクラスは2階にあるので、ボーディングブリッジは二手に分かれ2階へ直接アプローチする。

座席はフルフラットになるシートだ。かつて乗ったカタール、ターキッシュエアライン
に比べると少々くたびれ感があった。
でも、食事のメニューは事前予約ができ、その料理が出てきたはずだ。
メニュー名だけで選んでいて実物を想像できていなかった。味は行も帰りも、まあまあよろしいものだった。
(つづく)



  


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