2018年04月16日
二つの公園の開園式(その1)



4月14日土曜日の天気が気になっていた。水曜日までの予報だとしっかり雨だったのが日が近づくに連れ曇りの予報に変わっていた。
この日は二つの公園の開園式なのだひとつは金太郎ゆかりの金時公園、もうひとつは豊門公園だ。
1.9万人しかいないちっちゃな町でそれぞれ2億円、1.6億円をかけての整備なのだ。
小山町に来て町長から「この二つの公園を何とか改修してくれ」と言われてから3年かかった。
デザインからお金の手当てまで渾身の力を注いだ公園の完成だ。
多くの人の汗と想いとお金を集めての仕事は公務員冥利に尽きる。
「開園式をやる」と町のご担当者に言ったら、工事で手一杯、他にも現場を抱えている者がいい顔をしない。
それは当たり前だけど、お披露目の式典をしない訳にはいかない。その内にエンジンがかかり、当日は見事に段取ってくれた。
感謝の言葉しかない。小生の当日の役割は事業の経過を話せばいいだけだから、気楽なものだ。
町長挨拶文は自分がつくる、公園に詰め込んだ想いを皆に伝えたいからだ。町長は前後にご自分の言葉を入れるが、
中は原稿をそのまま話してくれる。抜粋して紹介する。
***金時公園は、今から83年も前、昭和10年4月に開園した歴史ある公園であります。小山町史には、
「開園は第一回金時祭として2万人もの人々を集め、昼の仕掛け花火、金時踊り、富士山音頭、小学校対抗相撲大会、
富士紡寄宿生や青年団員の野外劇などが盛大に行われた。」と書かれています。その後、公園には、児童館、プールが整備され、
昭和から平成10年頃にかけては、子供たちの歓声が周囲に響き渡り、大いに賑わっていたものと記憶しております。
しかしながら少子高齢化の進行に伴い、最近はお子さんよりも年輩の方々のゲートボール場としての利用が多くなっているものと承知しております。
また町の観光案内には「金太郎ゆかりの公園」として紹介され、観光資源としての活用が期待されていましたが、
町外から来られた観光客の方々に喜んでいただけるような公園にはなっていなかったようです。
そこで、「金太郎のような元気なまちづくり」を標榜する小山町に相応しく、子どもから年配の方々まで、
幅広い世代に楽しんでいただける公園にしていきたいと考え、日頃から利用される町民の皆様と一緒に素晴らしい公園につくりかえていこうと、
ワークショップを開いて検討を重ねて参りました。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
23:37
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