2011年11月16日
アメリカポートランドの旅(その21)
魚売り場に目をやると「持続可能な漁業のために貴方の買い物で意思を表してく
ださい。」との表示がある。
そこには世界の65%の漁場で魚の捕り過ぎが起こっている事情がある。魚が分
類され、グリーンサインは「最も良い選択です」、イエローサインは「養殖された魚なので、
健康に問題がある可能性があります」、レッドサインは「持続可能な方法で収穫される漁場
で捕られていません。どうぞ他の種類を検討してみてください」となっている。
実際の現場にはレッドサインの魚はなかった。
バックヤードの見学もさせてくれ、野菜や食品のコンポスト化、ダンボールのコンパクト化
などリサイクルの現場にも直面した。
まさに、「持続可能な社会をつくるには、将来に続けていける人と地球に優しいあり方をもって、
ビジネスやライフスタイルをつくっていくこと」なのだ。
「KEEP PORTLAND WEIRD(変わり者)」と書かれたTシャツやステッカーを
よく見かける。住民が自分たちの価値観に誇りを持ち、主張している。
こうした地域を日本の中で増やしてゆきたいものだ。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
23:13
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2011年11月15日
アメリカポートランドの旅(その20)

ファー マーズマーケットは、このスーパーができると地価が上がると言われる
ニューシーズンズ・マーケットやウェストコート銀行、オレゴニアン新聞社も
スポンサーとして応援している。
地元の農家が潤えばスーパーに入る農産物の量・質ともに保たれることになり、
地域経済も活性化する、良好な循環が生まれるというわけだ。
ニュー シーズンズ・マーケットは、最もポートランドらしい持続可能な思想を
持った地元スーパーだ。哲学の「地域産業のサポーター」「地元に良い雇用の創造」
「コミュニティーの良きパートナー」が店の壁に掲示されている。
まさに地域優先(ローカル・ファースト)宣言だ。なんと店に地域の集会スペー
スも用意されている。
(つづく)
写真は11月9日ポートランドの秋とニューシーズンズ・マーケット
【おまけ】 以前拙宅の庭の土をカバーするものとして芝を植えていたが、一面
芝の平らな地面ならまだ手入れはできるものの、地被の目的だけで芝を植えようなら
悲惨な結果が待っていることは経験者ならわかる。拙宅の庭は今は「たたき」と杉苔にしている。
そんなこともせずに、多くは小砂利など敷き詰めている場合が多いのではと思う。
そこで、最近雑誌で見つけたのが「クレピア」http://www.nikkoseed.co.jp/kurapia/kurapia.htm
一度お試しあれ。
もう一つ イノシシにお困りの方、ダッシュ村で「人の髪の毛」を床屋からも
らってきてアミ袋に詰めて畑に吊るすもの 定期的に換える必要があるが、かなり効果があるようだ。
Posted by Qさん 大魔人 at
23:52
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2011年11月14日
アメリカポートランドの旅(その19)
車優先から人優先を掲げ、マウントフッド高速道路建設反対運動から
LRT(light rail transit路面電車)の導入。
川沿いの高速道路を除去してウォーターフロントパークに、
そして高層パーキングを広場にした。
その結果、スプロール現象、交通渋滞、大気汚染のない、自然環境豊かな地域が現れ
「住」「職」「遊」「商」が共存する素敵なコンパクトシティに再生された。
LRTをつくるとバスの乗客を奪うからと地元のバス会社が反対する傾向があるが、
ポートランドではLRT乗客数の増加に合わせてバス乗客も伸びている。
自動車から公共交通へとの流れが起きたことによると考えられる。
BID(Business Improvement District)という特定の街区に不動産を有する
オーナーに対し、固定資産税に一定額を上乗せし、その費用で街区の管理をする、
云わばマンションの共益費にあたるものがあり、メンテナンス状況が極めて良好だ。
「古い建物のない街は、思い出を持たない人間と同じ。思い出のない人間なんて
つまらない」と日系2世のビル・ナイトーが解体されそうな古い建物を買収し保
全活用したことの影響か、街中には「時を味方」につけた建物が多い。
ビル・ナイトーに敬意を表しストリート名に氏の名前が当てられている。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
21:50
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2011年11月08日
凄いツアー:ネパール・シルバリ村
知人から、この手の旅の誘惑に弱い小生に旅のお誘いメールが来た。
「気分はすでにネパール」と言いたいけど、高地と寒さに耐えられるか?
でもその『まごころ』に身も心も溶かされるのかな、、、
今年はポートランドに行ったしなあー心は揺れ動く。
そんな小生の迷いは無視して、どうぞ皆様 お出かけください。
***以下、お誘い文です***
観光立国ネパールにありながらも、農業以外に産業のなかった過疎の村が、
『まごころの村』としてホームステイで街おこしに成功し、
いまや世界中から観光客がやってくる村に変貌し注目を浴びています。
リゾート地ポカラから悪路を走行すること6時間。これほどに不便な村に
どうして観光客がおとずれるのか?
この村 のこどもたちの大学進学率は100%そして100%がUターンし村の
発展の為に頑張っています。
昔ながらのネパール人の生活体験を提供するこのビレッジツーリズムは、
国内を旅行する習慣のなかったネパール人にも、うけいれられています。
過疎化の進むネパールの山村で新たに始まった試みは、今後ネパールの
観光産業の形を変える可能性を秘めています。
中山間地対策、環境問題、教育問題、さまざまな、問題解決のヒントが
ちりばめられたシルバリ村の事例は、日本でも応用できるヒントが満載です。
実際に訪れて、現地の目線に立って我がふるさとの地域活性のヒントをぜひ
つかんでお帰りいただきたいとおもいます。
「気分はすでにネパール」と言いたいけど、高地と寒さに耐えられるか?
でもその『まごころ』に身も心も溶かされるのかな、、、
今年はポートランドに行ったしなあー心は揺れ動く。
そんな小生の迷いは無視して、どうぞ皆様 お出かけください。
***以下、お誘い文です***
観光立国ネパールにありながらも、農業以外に産業のなかった過疎の村が、
『まごころの村』としてホームステイで街おこしに成功し、
いまや世界中から観光客がやってくる村に変貌し注目を浴びています。
リゾート地ポカラから悪路を走行すること6時間。これほどに不便な村に
どうして観光客がおとずれるのか?
この村 のこどもたちの大学進学率は100%そして100%がUターンし村の
発展の為に頑張っています。
昔ながらのネパール人の生活体験を提供するこのビレッジツーリズムは、
国内を旅行する習慣のなかったネパール人にも、うけいれられています。
過疎化の進むネパールの山村で新たに始まった試みは、今後ネパールの
観光産業の形を変える可能性を秘めています。
中山間地対策、環境問題、教育問題、さまざまな、問題解決のヒントが
ちりばめられたシルバリ村の事例は、日本でも応用できるヒントが満載です。
実際に訪れて、現地の目線に立って我がふるさとの地域活性のヒントをぜひ
つかんでお帰りいただきたいとおもいます。
Posted by Qさん 大魔人 at
22:57
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2011年11月06日
ロックフィールドの柿


ロックフィールドの岩田社長から毎年「秋のお便り」
として、旧豊岡村(現磐田市)にある静岡ファクトリー敷地に、
植えられている柿が送られてくる。
1991年に竣工した当時の社員数240名にちなみ、
240本の苗木を植えたことが始まりだ。
年々たくましく大きな次郎柿になってきている。
今年は久々の台風直撃を受け、近所でも瓦が飛び
我家の木も3本ほど倒れた。
「秋のお便り」の文中には、***先日の台風で周りのアカシヤが
50本以上倒れるほどの風雨にあいましたが、立派に実ってくれました。
大地震や政治の混迷など、世の中が苦しんでいる中、自然の回復力と
めぐみの力に感動しています。創業40年、この柿の実る静岡ファクトリーも
20年になります。私自身も艱難を感じる昨今ですが、この柿を通して
大いなるものへの感謝の気持ちを思い起こしています。***
と書かれていた。
※静岡ファクトリーは安藤忠雄設計なので、柿ロゴにAndoと描かれている。
Posted by Qさん 大魔人 at
22:01
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