2021年10月06日

由布院への旅(2020.11/21~23)その11

手元に世界宿文化研究学会「私たちは12のビジョンを大切にしています」と書かれた冊子がある。
学会の名は日本旅館が世界に誇れる・冠たる宿文化を体現して、そして発信することから由来しているとある。
「12のビジョン」の中身はさて?特別なこだわりを抜粋すると

・全てにおいて高品質を探求しお客様に喜びを与える

・個性豊かな建物 ・地域の文化の継承と保護と発展 

・地域の生産者との関わりと消費 

・日本の宿文化を世界に発信する役割が挙げられる。

高い志を持ち、常に顧客の安らぎを配り、伝統と先進と確信を図り、崇高な理念を持ち日々実践を続ける

スモールラグジュアリーな宿として13の旅館が名を連ねている。

最低でも1泊2食3万円以上の高級旅館群だろうなと中を見るとそうでもない。野沢温泉の住吉屋、

松本市の旅館すぎもとといった1万円台の宿もある。
 今回泊まる本学会のメンバーである亀の井別荘は4万円からだある。

大正10年、別府観光の父油屋熊八の要人招待用別荘として創業した。

金鱗湖の畔、一万坪の自然林の中に14室の離れ6室の洋室を構え、談話室、大浴場がある。

これとは別にパブリックと称し誰でも利用できる茶房「天井桟敷」、バー「山猫」、

食事処「湯の岳庵」、売店「鍵屋」がある。京都の柊家に代表される伝統旅館とはとは異なる。

昭和50年代団体向け大型旅館が当時の宿屋のビジネスモデルだったときに、木造離れ、

日本庭園ではなく雑木、宿泊客でなくても入れる売店、喫茶、食事処といったしつらえで

高額な価格帯で打って出ていったのが、そのスタイルだ。(つづく)





Posted by Qさん 大魔人 at 15:42│Comments(0)
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