2019年11月28日
中国 張家界への旅(その3)





ここまで来ると穴の中に立ちたくなるのが人情ってもの。階段がしっかり造られている。
これまた段数は999段。最近、膝にガタが出始めていることので、
階段上りにはチャレンジせずに、山をくり貫いて造ったエスカレーターでいくことにした。
同行のご年配諸氏は皆自らの脚で登った。洞の下から上を見上げるのだが、
ポロポロと欠け落ちてくることがあるらしく、ガラスの屋根が設けられていた。
次は洞の上に登って見たいとの次の欲がわく。切り立った岩山に通路が造られていて、
そこをたどって次の登りのエスカレーターに向かった。この間の通路がスリル満点、
舌を覗けば足がすくむ。空を見れば、な、何と人が飛んでいるのではないか!
ウイングの付いたボディースーツを着て飛行機や山から飛び降り、
飛行時間は通常1分に満たない。飛び出して8秒後には時速200キロに達する。
穴を通り抜けて行った。どうやら死亡の件数も多いらしい極めて危険なスポーツだ。
くわばらくわばら。他にもつづら折の坂を全身ローラスケートで滑り降りてくる
スポーツもあるようだ。こちらだって危険満載だ。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
22:47
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2019年11月27日
中国 張家界への旅(その2)



11月14日成田13時50分発、上海経由で張家界空港に着いたのは23時になっていた。翌朝から本格的な観光が始まる。
張家界市は、武陵源山脈にあり石灰岩などの岩石で構成されたカルスト大地が雨水や地下水などによって侵食されてできた地形は、
険しい峰が連なっていて絶景。自然溢れる陵源自然風景区は、世界遺産にも登録されている。
標高1260mの山腹に開いた巨大な穴、高さ132m、幅57m、奥行60mがあり、天門洞と名付けられている。
遠くから眺めるだけじゃなくて、その洞に行きたくなるのが人情、日本ならしないだろうけど、中国は違う。
この景勝の地を国から借り上げた民間がこの人情味に報いるために観光が開発をする。始めたのが1990年代末、
天門洞近くまでつづら折りの道路を建設。中国人にとって縁起のいい数字の9にちなんで99のカーブがある。
いつもならロープウェイで登るのであるが、この日はメンテナンスの次期に当たり運転されておらず、
マイクロバスにて登ることになった。これがスリル満点、岩の地であるので法面の角度は急だしオーバーハングして
道路がつくられている箇所ありで、崖っぷちを車の性能の許される範囲を目一杯使っての走行だから、この高さで落ちたら即死やなぁ
と無事の到着を祈らずにはおられなかった。コーナーに1番から番号がふられていて、99の数字を見ることができ安心した。
天門洞が目の前に現れた。そもそも、何があって穴が開いたのだろう?地球の果てしない歴史の中から生まれた産物であることには相違無い。
(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
23:31
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2019年11月25日
中国 張家界への旅(その1)



恒例の小山町日中友好協会の旅に今年もまた参加することにした。
中国通のメンバーが決めるコースはいつも面白い。かつては町内在住
の中国人がコーディネートする形で、それなりの費用を掛けて中国訪問
をしていたようだが、会の発足から20余年を経てメンバーのエネルギー
が減衰気味のようで、最近では専らクラブツーリズムのツアーの中から
選択するようになっている。
今回は「スリル満点の天門山と世界自然遺産.武陵源を大満喫5日間」
とあった。これまでの海外旅行でスリルをもとめて旅をしたことはない。
地名も知らないし、どこにあるのかさっぱりわからずしまい、
どこに行くのと聞かれても「四川のようだよ」ぐらいの返答に、
訊く方も「料理が辛いよね」程度のコメント。実は四川ではなく湖南省だった。あぁ。
目的地の湖南省張家界市(ちょうかかいし)の緯度は上海よりも南になるため、
内陸部でありながら今の日本並みの暖かさだ。市の中心部にある武陵源が1992年に
世界自然遺産に登録されてから知名度を上げた。ただ登録されたから黙っていても
人が多く来るわけではなく、そこには日本人には真似できないあっと驚く
観光開発がなされていた。その事は後述することにする。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
22:37
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2019年11月01日
神津島への旅(その5)







体験ダイビングを期待していたが叶わずシュノーケリングになった。
岩場のあるところに魚が豊富だからと言うことで赤崎遊歩道に案内
してもらった。ここには岩場を歩きやすく、海にもアプローチしやすい
木製遊歩道を設けてある。驚いた!初めて目にする代物だ。飛び込む場も
用意してあり、若い連中が次々と飛び込む。でも小生も含め脚から、
おっかなびっくりで飛び出す。でも80を超す厚正さんは果敢に腕を伸ばし頭から。
そして、手すりをよじ登りさらに上から飛び込もうとしている。
「滑るからやめてくれー」と前田さんが制した。
厚正さん、まさに「怖いもの知らずの暴走老人!」凄すぎる。
海の後は前日同様、海辺の温泉。海、サウナが楽しめ、無料の全身マッサージ機もある。
体をほぐした後はラウンジで読書、ここに「神津島のお年寄り作文集」がある。何と20集まで。
3冊ずつセットで千円で販売もしている。これが面白過ぎる。島に嫁いできた昭和30年代の頃、
戦争の頃のお話、人それぞれ、フツウの人の心に刻まれた想い出が書かれている。
マチの記憶を残すにはもってこいかな、真似したいものである。
この日の夜はラグビーワールドカップでサモア戦がある日、ゲーム展開は言うこと無し、
今回の旅を〆るに相応しい盛り上がりだった。
神津島を含む諸島は伊豆諸島が正式名称だが、東京都がつくる観光パンフには堂々と「東京諸島」
と書かれている。これまで訪れた島はいずれも立派な港湾、道路、観光トイレの整備がされ、
そして「しまぽ通貨」のお得なキャンペーンをやっている。これらを見ると東京だからなと思う。
静岡県ではこうはいかない。まだ、大島、新島、三宅島、八丈島に行っていない。
島旅のお楽しみはまだまだこれからだ。(おしまい)
Posted by Qさん 大魔人 at
22:21
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