2021年10月06日
令和3年2月: 南足柄市と富士フィルム(その2)

南足柄市に来る前に富士フィルムと関わることになるだろう、ついては会社の情報が必要だ。
てっとり早く知るには株主になろうかなと、とりあえず株主優待ももらえる300株を入手した。
次は世界一のフイルムメーカーのコダックは倒産したけど、医療品、化粧品に手を拡げ更に
ビックにした会長の古森重隆氏のことを知りたいと思った。前述の目論みも南足柄の現場で
決められるのかな、できれば直接交渉したい。でも天皇的存在の方へのアプローチは望み薄。
市長名で手紙と言う手もなくはない。いろいろ妄想しつつ手元にある氏の著書である「魂の経営」を手にした。
「車が売れなくなった自動車メーカーはどうなるのか。鉄が売れなくなった鉄鋼メーカーはどうすればいいのか。
我々は、まさにそうした事態、本業消失の危機に直面していた。」から文は始まる。
2000年にカラーフィルムの売上がピークを迎えた。この少し前からデジカメが急激に普及し始めていた。
その翌年からフィルム売上が年率20~30%で収縮、そして10年後には1/10以下にまで落ち込んだ。
かつて売上の6割、利益の2/3を占めていた。その市場が蒸発していく。
「この危機を打開し会社を救うためにどうすればいいのか。絶対に負けられない戦が、
私の全身全霊を懸けた魂の経営が始まったのだ。」これが本のタイトルだ。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at 15:57│Comments(0)