2015年02月12日
ちっちゃな里山資本主義の試み(その2)









2月7日に「エコストーブを作って、猪鍋を食す会」を開くことにした。
アウトドアの達人NPO法人ふじさんスポーツコミッション協会の酒井さん、
NPO法人アイネット小山の土屋さん、田代さん、キーパーソンの抑えが付いた
ところで、役場職員、地元区長、料理をしてくれる女性陣、そしてもちろん町長にも声掛けした。
用 意したものは一つのエコストーブに対しオイル缶2缶(蓋は不要)、
既成品のステンレス製煙突(ホームセンターで購入)、パーライト1袋、金切ハサミ、板金コテ、軍手
ま ずは?煙突が通るための穴をオイル缶に開ける。
一つの缶は入り口に箇所に、もう一つの缶には底の真ん中に開ける。
開け方は円を描いて中心から放射線を書いて中心の穴はドルで開けて、
そこから金切バサミで放射状に切る。
それを内側に広げ煙突を通してから煙突を包むように戻してバンドで締めるといい。
中にパーライトを詰めてもう一つオイル缶を被せて完成。
五徳を置いてエコストーブというよりもエココンロの完成だ。
早速、着火。煙突効果で焚口の炎がアールのカーブを燃え上っていく。相当な
火力だ。
猪鍋を掛け、しばし待った。鍋に囲 いがないし、ましては釜戸のように羽釜が
すっぽり入るようにはできていないので、鍋から放熱量が小山町の寒さの中では多くなる。
その放熱に打ち勝って猪鍋は完成した。その時には集まった人が18人にもなっていた。
町内の明倫地区から参加されたお二人は製作から携わり、自作のエコストーブを
持ち帰り、翌日8日の町民協働サロンでお披露目すると意気込んでいた。
エネルギーからの地産地消のささやかな試みだけど、まずは小山町内に広げたい。
次の作戦は町のイベントでの実演かな。(おしまい)
Posted by Qさん 大魔人 at
22:40
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2015年02月12日
ちっちゃな里山資本主義の試み(その1)



『里山資本主義』の今とこれから、と題した地方成功人材のマッチングによる
土日集中セミナーに先月下旬に町長と農林課長と出席した。
「デフレの正体」の著者の藻谷浩介氏と、里山資本主義の言葉を編み出した
当時NHK広島取材班の井上恭介氏の登場に加え、CLT(直交 集成板)という新たな
木の構造材の商品化に取組む岡山県にある銘建工業の中島社長が、
講師であるなら行くしかないでしょと町長に誘われ東京に向かった。
「里 山資本主義」の文庫本を友人から「小山町に行くのなら役に立つから」
とプレゼントされ読んでいた。デフレの正体についても、車で小山町から浜松
へ帰る道中にユーチューブからブルーツゥースでカーオーディオに飛ばして、
その講演録を聴いていたこともあって予習は済んでいた。
藻 谷氏が唱える里山資本主義は、「マネー資本主義」の対義語として
作られている。「お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、
いわば安心安全のネットワークを、あらかじめ用意しておこうという実践」
なのである。その実践の一つとしてNHKの井上氏がエコストーブを紹介してく
れた。
アラブに払う石油代の一部でも自給できないのか、それで地域にお金が流れる、
わずかだけども実感して広めてみようじゃないかという呼びかけだ。
見せられた映像には東京のマンションの外庭でエコストーブを使って落ち葉
や枯れ枝を燃料に羽釜でご飯を炊いているものだった。
釜戸の飯の美味さは、あの圧倒的な火力の大きさだ。
かつて蕎麦を茹でるに釜戸に羽釜を置いて湯を沸かしてやったことがある。
打ち立て蕎麦を投入しても全く冷める様子無く、沸騰が維持されていた。
カツオのたたきを作った時にも焚火で一気に焦がした。コンロの火のボリュウー
ムを圧倒する。
東 京から帰る道中で、「小山町でもやってみようと」と腹は決まっていた。
声をかける人、手順、用意するもの、その時に作る料理もイメージができてい
た。(その1)
Posted by Qさん 大魔人 at
04:18
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2015年02月09日
富士山金時材



小山町には木を切り出してから製材前の荒工程とも言える定められた長さでの切断、その後太さで種別する原木流通センター、
柱・梁・縁甲板に加工する製材所がある。加えて原木製材時に発生した残材を原料に木質ペレットに加工するペレット工場
といった一連の林業施設がある。ペレットはペレットストーブの燃料として使われ、出てくる灰は山へ返す循環型林業に取組んでいる。
ここで製造される材をブランド化したい。まずは愛称を公募し「富士山ー金時材」に定めた。
次はブランドマークを作りたい、ならばということで
デザイン学部のある静岡文化芸術大の学生を使ったらどうだと知事からのアドバイスがあった。
ここからは小生の仕事。知り合いの教授から紹介を受けた佐井教授にお願いすることにした。
研究室の学生を小山町にお呼びし豊門会館ー金時公園ー富士山五合目、林業施設を案内し、小山町に対するイメージを持ってもらった。
教授の指導の下、でき上がった作品を6人の学生が自分の作品をプレゼンテーションしてくれた。
その中から高橋真理奈さんの富士山・金太郎(生誕の地が小山町、後に酒田金時)・材木を見事に表してくれた作品が選ばれた。
この程、このブランドマークを貼られた製材の初荷が2月9日に無事、小寺製材所から出ることになった。
雪がチラつく寒い日ではあったけど、皆の熱い想いだけは製材に十分に詰まっていた。
Posted by Qさん 大魔人 at
22:17
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2015年02月01日
里山資本主義




ここ小山町に来て初めて雪を経験しました。
昨日、朝起きると我が「六合山荘」は一面雪景色でした。
今日は快晴、縁側で日向ぼっこが気持ちのいい日でした。
車がノーマルタイヤということもあって、出かけることもなく
家に籠って、ひたすら確定申告のための帳簿を作っていました。
今度の土曜日7日に、先週受けてきた「里山資本主義」セミナーで学んだことを
できることから実践してみます。
「エコストーブを作って猪鍋を食す会」がそれです。オイル缶を使って作ります。
出来上がったら、庭にふんだんに落ちている枯れ枝、枯葉を燃料に
地元で捕れた猪の肉をぶち込んだ熱々の鍋を作ってみます。
燃料からの地産地消にチャレンジしてみます。
小山町の仲間も面白がっていてます。
Posted by Qさん 大魔人 at
00:47
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