2008年11月30日
西日本連載(虫庭の宿第59,60回)
「家は引っ込めて建つべし」の木下知事の言葉いいですね。
家と道路間に駐車場をつくってしまう、道路から玄関のアプローチに洗濯物が干されている、
玄関入ると靴だらけ、自転車さえ置いてあるなんて全くイケテません。
家の間取りに気を遣う方が多いかと思いますが、人目に晒され部分に気を遣うのが家の建て方と言うものです。
服に気を遣う方は多いのに、家の外観及びまわりに気を遣う方が少ないのに驚いてしまいます。
20代後半から30代前半まで住宅の設計相談を受け、実際に基本設計、実施設計そして現場監理をしたことがあります。
一番気を遣うことは、道路から玄関までのアプローチそして玄関に入ったときの見せ方です。
その次は水周りです。台所、洗面、風呂、洗濯から物干し、洗濯物を入れて収納するまでです。
ちなみに我家は中庭のある数寄屋づくりです。27歳の時の自信作です。
今なら外も含めて一体的なオモロイ設計にしたでしょうね。当時はいかにプロポーションのいい家、効率的な動線、
通風・日照のいい家にしようと考えていました。夢あるライフスタイルの実現なんていう考えはありませんでした。
湯布院での宿屋の建替えに3件にアドバイス、図面チェックしたことがあります。
間違っても駐車している車が、道路から見えるようなことはしません。
中谷健太郎さんの亀の井別荘「湯の岳庵」の建替え図面も見ましたが、言うことなし。
断熱材の入れ方のみアドバイスしただけでした。
薫平さんの「玉の湯」には脱帽
人を癒す建物、庭のつくり方に、ただただ感心しました。
研ぎ澄まされた数奇屋こその考えは、なくなりました。
その後の「山荘無量塔」では「数百年の歴史的価値を備えた木の骨格の中で遊ばせてもらっているだけ」
とのオーナー藤林さんの言葉に返す言葉はありませんでした。
溝口久
寸又峡まちづくり会議実行委員相談役 浜名湖えんため顧問 一級建築士
大魔人の旅他http://daimajin.eshizuoka.jp/
〒430-0928浜松市中区板屋町596-408 q-mizo@tranzas.ne.jp
勤務:静岡県観光局観光振興室 静岡県の観光:http://hellonavi.jp/
富士山静岡空港開港:平成21年http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/
はばたく静岡国文祭平成21年10/24〜11/8開催http://www.pref.shizuoka.jp/kokubunsai/index.html
Posted by Qさん 大魔人 at
22:53
2008年11月30日
西日本連載(虫庭の宿第59,60回)
「家は引っ込めて建つべし」の木下知事の言葉いいですね。
家と道路間に駐車場をつくってしまう、道路から玄関のアプローチに洗濯物が干されている、
玄関入ると靴だらけ、自転車さえ置いてあるなんて全くイケテません。
家の間取りに気を遣う方が多いかと思いますが、人目に晒され部分に気を遣うのが家の建て方と言うものです。
服に気を遣う方は多いのに、家の外観及びまわりに気を遣う方が少ないのに驚いてしまいます。
20代後半から30代前半まで住宅の設計相談を受け、実際に基本設計、実施設計そして現場監理をしたことがあります。
一番気を遣うことは、道路から玄関までのアプローチそして玄関に入ったときの見せ方です。
その次は水周りです。台所、洗面、風呂、洗濯から物干し、洗濯物を入れて収納するまでです。
ちなみに我家は中庭のある数寄屋づくりです。27歳の時の自信作です。
今なら外も含めて一体的なオモロイ設計にしたでしょうね。当時はいかにプロポーションのいい家、効率的な動線、
通風・日照のいい家にしようと考えていました。夢あるライフスタイルの実現なんていう考えはありませんでした。
湯布院での宿屋の建替えに3件にアドバイス、図面チェックしたことがあります。
間違っても駐車している車が、道路から見えるようなことはしません。
中谷健太郎さんの亀の井別荘「湯の岳庵」の建替え図面も見ましたが、言うことなし。
断熱材の入れ方のみアドバイスしただけでした。
薫平さんの「玉の湯」には脱帽
人を癒す建物、庭のつくり方に、ただただ感心しました。
研ぎ澄まされた数奇屋こその考えは、なくなりました。
その後の「山荘無量塔」では「数百年の歴史的価値を備えた木の骨格の中で遊ばせてもらっているだけ」
とのオーナー藤林さんの言葉に返す言葉はありませんでした。
溝口久
寸又峡まちづくり会議実行委員相談役 浜名湖えんため顧問 一級建築士
大魔人の旅他http://daimajin.eshizuoka.jp/
〒430-0928浜松市中区板屋町596-408 q-mizo@tranzas.ne.jp
勤務:静岡県観光局観光振興室 静岡県の観光:http://hellonavi.jp/
富士山静岡空港開港:平成21年http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/
はばたく静岡国文祭平成21年10/24〜11/8開催http://www.pref.shizuoka.jp/kokubunsai/index.html
Posted by Qさん 大魔人 at
22:53
2008年11月28日
木札をめぐる水窪の協働物語(その2)
この欲張った目的を持ったモニターツアーに職場の仲間と3人で参加した、
他に養護学校の生徒と親、一般市民ら、協議会スタッフ合わせ40余名の
モニターツアー参加となった。
まずは天竜川の河口に行き、侵食が進む中田島砂丘を目にした。
天竜川上流域は中央構造線が走り、地質が弱く急峻のため土砂の生産量が多い。
そのため砂利の採取を可能にし、日本三大砂丘と呼ばれる中田島砂丘、
そして長く続く遠州浜をつくった。
ところが、今となっては15のダムで土砂の流出がせき止められ、波でさらわれる
砂の量のほうが、運んでくる砂の量より多くなってしまったというのが砂丘を
やせさせている主たる理由だ。
ただ、ダムは電力に、取水に、洪水防止に利用されているから、早々破壊できる
ものではない。そこで近頃、近頃ダム上流から下流に土砂を流す海底トンネル
なるものを作ることが計画されている。
自然に手をつけると、その変化に応じたバランスをとる。何かを取れば何かが失われる。
当てる光が強ければ影は濃くなる。自然界において三方良しはなかなかないようだ。
その後は、一路水窪に向かい、山住神社、標高1000mのところを走るスーパー林道
から水窪の深まり行く秋を堪能した。
最後に水窪ここほれワンワン塾が市から利活用を任されている山林、名付けて「ワンワンの森」
10haを見学、企業もCSRとして間伐作業に入っているとのこと、ここで代表の板橋さんが
杉を伐採すると言う。その木の幹周80cm程もある。間伐で切るような径の木ではない。
チェーンソウで受け口を作ると反対方向から水平に鋸刃を入れ始めた、一分も立たずに高さ
30mもある杉の木が地を揺らす音を立てて横たわった。皆から歓声が上がった。
林業家に違いないと思っていたら、後でいただいた名刺には左官と書かれていた。
本人曰く「ワンワンの仕事が年間60日ほどなっちまって、仕事はもう趣味だよ」。
夜は交流会が用意されていた。自己紹介が廻ってきたので「母が師範学校を出て最初
の赴任先が水窪小学校でした。今85歳だから、もう60年以上前の話だけど、教え子の
方や同僚の方でもし知っている方がいたら知らせて欲しい。」と言ったら、翌朝、
泊まった旅館に桜井と名乗るかつての同僚の方から電話があった。
「懐かしいやー 会ってみたいねえ」と言うものだから、「11月9日の水窪の街道祭に
母を連れてきますよ」と答えた。これで2週間後にまた水窪に行くことになった。
面白くなってきた。いい交流のきっかけをつくってくれてありがとう。
お楽しみはこれからだ。(おしまい)
※写真は侵食の進む中田島砂丘 今回のモニターツアー参加者+「ここほれワンワン塾」のみんな
Posted by Qさん 大魔人 at
22:18
2008年11月28日
木札をめぐる水窪の協働物語(その2)
この欲張った目的を持ったモニターツアーに職場の仲間と3人で参加した、
他に養護学校の生徒と親、一般市民ら、協議会スタッフ合わせ40余名の
モニターツアー参加となった。
まずは天竜川の河口に行き、侵食が進む中田島砂丘を目にした。
天竜川上流域は中央構造線が走り、地質が弱く急峻のため土砂の生産量が多い。
そのため砂利の採取を可能にし、日本三大砂丘と呼ばれる中田島砂丘、
そして長く続く遠州浜をつくった。
ところが、今となっては15のダムで土砂の流出がせき止められ、波でさらわれる
砂の量のほうが、運んでくる砂の量より多くなってしまったというのが砂丘を
やせさせている主たる理由だ。
ただ、ダムは電力に、取水に、洪水防止に利用されているから、早々破壊できる
ものではない。そこで近頃、近頃ダム上流から下流に土砂を流す海底トンネル
なるものを作ることが計画されている。
自然に手をつけると、その変化に応じたバランスをとる。何かを取れば何かが失われる。
当てる光が強ければ影は濃くなる。自然界において三方良しはなかなかないようだ。
その後は、一路水窪に向かい、山住神社、標高1000mのところを走るスーパー林道
から水窪の深まり行く秋を堪能した。
最後に水窪ここほれワンワン塾が市から利活用を任されている山林、名付けて「ワンワンの森」
10haを見学、企業もCSRとして間伐作業に入っているとのこと、ここで代表の板橋さんが
杉を伐採すると言う。その木の幹周80cm程もある。間伐で切るような径の木ではない。
チェーンソウで受け口を作ると反対方向から水平に鋸刃を入れ始めた、一分も立たずに高さ
30mもある杉の木が地を揺らす音を立てて横たわった。皆から歓声が上がった。
林業家に違いないと思っていたら、後でいただいた名刺には左官と書かれていた。
本人曰く「ワンワンの仕事が年間60日ほどなっちまって、仕事はもう趣味だよ」。
夜は交流会が用意されていた。自己紹介が廻ってきたので「母が師範学校を出て最初
の赴任先が水窪小学校でした。今85歳だから、もう60年以上前の話だけど、教え子の
方や同僚の方でもし知っている方がいたら知らせて欲しい。」と言ったら、翌朝、
泊まった旅館に桜井と名乗るかつての同僚の方から電話があった。
「懐かしいやー 会ってみたいねえ」と言うものだから、「11月9日の水窪の街道祭に
母を連れてきますよ」と答えた。これで2週間後にまた水窪に行くことになった。
面白くなってきた。いい交流のきっかけをつくってくれてありがとう。
お楽しみはこれからだ。(おしまい)
※写真は侵食の進む中田島砂丘 今回のモニターツアー参加者+「ここほれワンワン塾」のみんな
Posted by Qさん 大魔人 at
22:18
2008年11月27日
木札をめぐる水窪の協働物語(その1)
NPO法人魅惑的倶楽部(エキゾチッククラブ)代表の鈴木さんから、
メールが入った。「今年度、国土交通省の「新たな公」によるコミュ
ニティ創生支援モデル事業に採択され、みさくぼ大好き応援団の仕組
みづくり事業に取り組んでいます。
これは、天竜川上下流域の市民や都市住民・NPOが主体となって、
浜松市天竜区水窪町(みさくぼちょう)をモデルに、交流を通じ地域を
知り、“森林環境”の保全・管理ついて、共に支えあう「仕組みづくり」
を行うというものです。今回、天竜川・水窪の自然や環境を学ぶ体験交流
のモニターツアーを募集しています。」
この「モニター」となって意見を聞かせてくれというのだ。
この仕組みの材料が「竜水護森木札」である。間伐材を輪切りにして、
これを木札として願い事を書いてもらい街なかに、神社でよく目にする
絵馬を奉納してあるスタイルで掲示する。
その後、水窪町にある山住神社に持って行き、実際に奉納するというものだ。
これには、巧みな協働の仕組みがある。
同NPO法人と、水窪の町おこしグループ「ここほれワンワン塾」と
NPO法人地域づくりサポートネットで、みさくぼ大好き応援団推進協議会
を組織し、実施に当たっている。
ここに市民が参加する。まずは木札のもとになる木は水窪の山にある桧の
間伐材で、それを直径10〜15cmの丸太を厚さ1cm程に輪切りにする。
ここまではワンワン塾のメンバーの仕事だ。
これを木札の成りに整えなくてはならない。紙やすりを使い切り口のバリ
を取り表面を磨く。1500枚程度作る。紙やすりだけでは手に負えないから
木工機械も用意されている。このツアーの一番の目的は、この木札の制作にある。
1泊2日の2日目に、4時間の作業が待っていた。どうりで二日目のスジュールの
記載が少ないはずだ。この1500枚の木札を持ち帰り、焼印を打ち、吊り下げるため
に穴を開け、紐を通す。この作業は授産所の仕事になる。
完成した木札を売らなくてはならない。買われた木札には個人の想いが書かれ、
一時街なかに飾られる。この作業は魅惑的倶楽部の仕事だ。売価300円、これだけの
手間がかかって300円は安い、安過ぎる。
この1枚当り300円のお金の内、100円はワンワン塾へ、消耗品や山の維持にかかる
費用の一部に当てられる。100円は授産所に制作費として渡され、残りの100円は
NPOへではなく、浜松市森林環境基金へといく仕組みになっている。
NPOは全くの持ち出しになるから、ここに補助金を求めることにしている。
補助の先は今年は国交省であり、昨年は浜松市だった。
水窪も障害者もNPOも経済的に満たされる規模のものではないけど、都市市民の
環境啓発、森林への関心アップ、天竜川の上流域と下流域の交流と理解といった
知的満足度は高いと思う。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
23:02
2008年11月27日
木札をめぐる水窪の協働物語(その1)
NPO法人魅惑的倶楽部(エキゾチッククラブ)代表の鈴木さんから、
メールが入った。「今年度、国土交通省の「新たな公」によるコミュ
ニティ創生支援モデル事業に採択され、みさくぼ大好き応援団の仕組
みづくり事業に取り組んでいます。
これは、天竜川上下流域の市民や都市住民・NPOが主体となって、
浜松市天竜区水窪町(みさくぼちょう)をモデルに、交流を通じ地域を
知り、“森林環境”の保全・管理ついて、共に支えあう「仕組みづくり」
を行うというものです。今回、天竜川・水窪の自然や環境を学ぶ体験交流
のモニターツアーを募集しています。」
この「モニター」となって意見を聞かせてくれというのだ。
この仕組みの材料が「竜水護森木札」である。間伐材を輪切りにして、
これを木札として願い事を書いてもらい街なかに、神社でよく目にする
絵馬を奉納してあるスタイルで掲示する。
その後、水窪町にある山住神社に持って行き、実際に奉納するというものだ。
これには、巧みな協働の仕組みがある。
同NPO法人と、水窪の町おこしグループ「ここほれワンワン塾」と
NPO法人地域づくりサポートネットで、みさくぼ大好き応援団推進協議会
を組織し、実施に当たっている。
ここに市民が参加する。まずは木札のもとになる木は水窪の山にある桧の
間伐材で、それを直径10〜15cmの丸太を厚さ1cm程に輪切りにする。
ここまではワンワン塾のメンバーの仕事だ。
これを木札の成りに整えなくてはならない。紙やすりを使い切り口のバリ
を取り表面を磨く。1500枚程度作る。紙やすりだけでは手に負えないから
木工機械も用意されている。このツアーの一番の目的は、この木札の制作にある。
1泊2日の2日目に、4時間の作業が待っていた。どうりで二日目のスジュールの
記載が少ないはずだ。この1500枚の木札を持ち帰り、焼印を打ち、吊り下げるため
に穴を開け、紐を通す。この作業は授産所の仕事になる。
完成した木札を売らなくてはならない。買われた木札には個人の想いが書かれ、
一時街なかに飾られる。この作業は魅惑的倶楽部の仕事だ。売価300円、これだけの
手間がかかって300円は安い、安過ぎる。
この1枚当り300円のお金の内、100円はワンワン塾へ、消耗品や山の維持にかかる
費用の一部に当てられる。100円は授産所に制作費として渡され、残りの100円は
NPOへではなく、浜松市森林環境基金へといく仕組みになっている。
NPOは全くの持ち出しになるから、ここに補助金を求めることにしている。
補助の先は今年は国交省であり、昨年は浜松市だった。
水窪も障害者もNPOも経済的に満たされる規模のものではないけど、都市市民の
環境啓発、森林への関心アップ、天竜川の上流域と下流域の交流と理解といった
知的満足度は高いと思う。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
23:02
2008年11月22日
全国演芸博IN熱川温泉(国民文化祭1年前イベント)
平成21年10月24日(土)から11月8日(日)の16日間、静岡県で第24回国民文化祭を開催する。
今年は茨城県が今月開催した。ご存知の方は少なそうな気がする。
開会式がNHKで放映されたのを見たのは、もしや関係者だけでは、、、
でも、国文祭開催後には県民文化祭として残している県もある。
さて、この国文祭にはオーケストラ、合唱、演劇、俳句に短歌、華に大茶会など
定番ものに加え、独自事業がある。
静岡県らしい独自のものをということで「お茶文化」「東海道の街道文化」
「伊豆の温泉文化」「富士山文化」を計画している。
この「伊豆の温泉文化」に、熱海市は「温泉文化シンポジウム」、伊東市は「湯のまち伊東の温故知泉」
、伊豆の国市は「華の舞&下駄ダンスコンテストIN伊豆の国市」、
そして伊豆市が「四里四宝味比べ食の祭典IN伊豆」を実施する。
さらに、観光協会事務局長全国公募で名を馳せ、最近では地元が企画する旅行商品を
販売する旅行社を立上げ鼻息荒い稲取温泉がある東伊豆町がある。
ここにはもう一つの大きな温泉地である熱川温泉がある。
小生が国文祭を担当していた時に「稲取は元気が出てきたけど、
熱川温泉を何とかしてみたい。伊豆で湯煙が上がる最も温泉地らしい
ところで温泉文化をやるといのにねえ」と声をかけた。
そこで上がったのが「温泉宴会芸コンテスト」。
熱川温泉は団体向けの大型旅館が多く、必ず宴会場がある。
今、個人グループ旅行が多くなって個室で食事が多くなっている、そこに見ず知らずの
皆で笑い転げながら芸を楽しみ食事をする。これこそ温泉地における“ハレ”だ。
江戸時代から伝わる伝統演芸も探ってみたい、唄、踊り、手品、噺、パフォーマンス
様々な分野がある、宴会芸をしている人たちは披露する機会を欲している、相当な参加者、
そしてお客が見込めそうだ。これを国文祭だけに終わらせずに熱川の振興策に当てようというのだ。
そうして、企画された「全国演芸博IN熱川温泉」。本番は来年だけど初めての試みだけに、
今年プレをやってみようということになった。
コンテスト出演の依頼を各方面に出したがいまひとつ人が集まらない、お客は集まっているのに
出場者がなくては話にならない。11月3日は文化の日であり素人芸人や落研は、
地元の文化イベントに忙しくて出かけるわけにはゆかないというのが応募者の少ない原因だった。
そんなことでコンテスト出場者は4組しかなかった。でも「テツandトム」の会場を巻き込んだ見事な
プロのお笑いを、そして真打の落語家入船亭扇遊、林屋正楽、柳家三三による寄席があり、その場を盛り上げてくれた。
多くに課題が見えたプレイベントではあったが、会場でのお客のたくさんの笑いに、熱川の皆は
の温泉地を演芸のメッカにしたいとの気持ちは確認しあったのではないかと思う。
当日22時からの「ふりかえり飲み会」には皆の充実した笑いと「これから旅館持ち回りで、
月1回ぐらいはやってみようじゃないか」との声が出ていたので、言いだしっぺの小生としては胸をなでおろした。
Posted by Qさん 大魔人 at
23:36
2008年11月22日
全国演芸博IN熱川温泉(国民文化祭1年前イベント)
平成21年10月24日(土)から11月8日(日)の16日間、静岡県で第24回国民文化祭を開催する。
今年は茨城県が今月開催した。ご存知の方は少なそうな気がする。
開会式がNHKで放映されたのを見たのは、もしや関係者だけでは、、、
でも、国文祭開催後には県民文化祭として残している県もある。
さて、この国文祭にはオーケストラ、合唱、演劇、俳句に短歌、華に大茶会など
定番ものに加え、独自事業がある。
静岡県らしい独自のものをということで「お茶文化」「東海道の街道文化」
「伊豆の温泉文化」「富士山文化」を計画している。
この「伊豆の温泉文化」に、熱海市は「温泉文化シンポジウム」、伊東市は「湯のまち伊東の温故知泉」
、伊豆の国市は「華の舞&下駄ダンスコンテストIN伊豆の国市」、
そして伊豆市が「四里四宝味比べ食の祭典IN伊豆」を実施する。
さらに、観光協会事務局長全国公募で名を馳せ、最近では地元が企画する旅行商品を
販売する旅行社を立上げ鼻息荒い稲取温泉がある東伊豆町がある。
ここにはもう一つの大きな温泉地である熱川温泉がある。
小生が国文祭を担当していた時に「稲取は元気が出てきたけど、
熱川温泉を何とかしてみたい。伊豆で湯煙が上がる最も温泉地らしい
ところで温泉文化をやるといのにねえ」と声をかけた。
そこで上がったのが「温泉宴会芸コンテスト」。
熱川温泉は団体向けの大型旅館が多く、必ず宴会場がある。
今、個人グループ旅行が多くなって個室で食事が多くなっている、そこに見ず知らずの
皆で笑い転げながら芸を楽しみ食事をする。これこそ温泉地における“ハレ”だ。
江戸時代から伝わる伝統演芸も探ってみたい、唄、踊り、手品、噺、パフォーマンス
様々な分野がある、宴会芸をしている人たちは披露する機会を欲している、相当な参加者、
そしてお客が見込めそうだ。これを国文祭だけに終わらせずに熱川の振興策に当てようというのだ。
そうして、企画された「全国演芸博IN熱川温泉」。本番は来年だけど初めての試みだけに、
今年プレをやってみようということになった。
コンテスト出演の依頼を各方面に出したがいまひとつ人が集まらない、お客は集まっているのに
出場者がなくては話にならない。11月3日は文化の日であり素人芸人や落研は、
地元の文化イベントに忙しくて出かけるわけにはゆかないというのが応募者の少ない原因だった。
そんなことでコンテスト出場者は4組しかなかった。でも「テツandトム」の会場を巻き込んだ見事な
プロのお笑いを、そして真打の落語家入船亭扇遊、林屋正楽、柳家三三による寄席があり、その場を盛り上げてくれた。
多くに課題が見えたプレイベントではあったが、会場でのお客のたくさんの笑いに、熱川の皆は
の温泉地を演芸のメッカにしたいとの気持ちは確認しあったのではないかと思う。
当日22時からの「ふりかえり飲み会」には皆の充実した笑いと「これから旅館持ち回りで、
月1回ぐらいはやってみようじゃないか」との声が出ていたので、言いだしっぺの小生としては胸をなでおろした。
Posted by Qさん 大魔人 at
23:36
2008年11月18日
静岡県観光キャンペーンIN鹿児島
11月15日に、鹿児島で観光キャンペーンを行ってきた。
来年夏に、富士山静岡空港から鹿児島空港へ直行便が飛ぶからだ。
フジドリームエアラインズという航空会社が地元に誕生し、新たに購入することを
決めた人気機種のブラジル製の76人の乗りのエンブラエル170型が飛ぶ。
今回の観光キャンペーンは、鹿児島県の皆様方にその真新しいボディーで富士山を
眼下に静岡入りをしていただくための動機付けなのだ。
キャンペーンの場所は鹿児島中央駅のAMU広場。
当初は、ちょっとしたブースを出してパンフを配る程度だったものが、
広場にはクリスマスを前にステージが用意されているから、これを使って
観光宣伝をという話になってしまった。
「ここで何やるのよ?」と隣席の小生が名付けたキャンペーン部長に尋ねると
少々困り顔。観光PRとクイズやゲームそれだけでは時間が持たない。
フジドリームエアラインもPRのための紙飛行機づくりのワークショップをやるとのこと だった。でも人を集める華が、ステージにない。 ステージに映えるような踊り手、歌い手を静岡県から連れて行くとなれば予算は足りない。 ならば、鹿児島県庁の知り合いに頼もう、「Jネット47」という頼もしいネットワークがあるじゃないか、 「KAGOSHIMA熱闘会議」というまちづくりネットワークもある。彼らならきっと何かしてくれる。 すぐに返事が来た、鹿児島県庁の米丸さん率いる幸田優バンドが、そして枕崎市役所議会事務局の平田さんが指導する 枕崎火乃神太鼓も出てくれることになった。しかもボランティアで、静岡県との友情・応援団としてだ。 静岡県から誰もいないのでは寂しい。これまた来年開催する国民文化祭2009静岡大会のPRボランティアの 紙芝居芸人「三ツ沢グッチ」さんに頼んだ。紙芝居といえばおっちゃんの自転車、水あめだ。これら鹿児島に 送っての熱演をしていただいた。 10:30から18:00のステージは入れ替え時間が15分を切るほどのタイトな時間で、進
んだ。 幸田バンドの「肥薩オレンジ鉄道応援歌」は特に良かった。 http://www.free-sound.jp (ここをクリックすると聴くことができるので、是非どうぞ) 他にLET'S IT BE、そして佐野元春の曲が続いた。(somedayでないのが残念) 次は「枕崎火乃神太鼓」の登場だ。 小学3年生の女の子の太鼓には参った。小さな体が操るバチは確かなものだった。 小4年の男の子も、高校生の太鼓の入れ替えの時のチャンポンの独奏も、お見事! それまで、物足りなさを感じていたキャンペーンへの注目度が一気に高まった。 太鼓の演奏バックの静岡の文字もポスターも印象に残っただろう。 翌日は鹿児島県の太鼓の大会、これに2位以内に入れば全国大会しかも今年は浜松が会場とのこと 「待ってるよ!皆で応援に駆けつけるから」と元気づけた。 が、翌日、翌日平田さんから「残念僅差で3位 皆泣きじゃくった」との連絡が入った。 悔しいのは、君らだけじゃない、浜松でどんなもてなしをしようか勝手に想像していた私もだ。 富士山静岡空港は、きっと鹿児島との
草の根交流を支えてくれることなるだろう。 来年もまたキャンペーンに来るから、よろしく。富士山静岡空港発のピカピカの飛行機に乗ってね。 ※写真は紙芝居芸人「三ツ沢グッチ」さんと「枕崎火乃神太鼓」
Posted by Qさん 大魔人 at
22:24
2008年11月18日
静岡県観光キャンペーンIN鹿児島
11月15日に、鹿児島で観光キャンペーンを行ってきた。
来年夏に、富士山静岡空港から鹿児島空港へ直行便が飛ぶからだ。
フジドリームエアラインズという航空会社が地元に誕生し、新たに購入することを
決めた人気機種のブラジル製の76人の乗りのエンブラエル170型が飛ぶ。
今回の観光キャンペーンは、鹿児島県の皆様方にその真新しいボディーで富士山を
眼下に静岡入りをしていただくための動機付けなのだ。
キャンペーンの場所は鹿児島中央駅のAMU広場。
当初は、ちょっとしたブースを出してパンフを配る程度だったものが、
広場にはクリスマスを前にステージが用意されているから、これを使って
観光宣伝をという話になってしまった。
「ここで何やるのよ?」と隣席の小生が名付けたキャンペーン部長に尋ねると
少々困り顔。観光PRとクイズやゲームそれだけでは時間が持たない。
フジドリームエアラインもPRのための紙飛行機づくりのワークショップをやるとのこと だった。でも人を集める華が、ステージにない。 ステージに映えるような踊り手、歌い手を静岡県から連れて行くとなれば予算は足りない。 ならば、鹿児島県庁の知り合いに頼もう、「Jネット47」という頼もしいネットワークがあるじゃないか、 「KAGOSHIMA熱闘会議」というまちづくりネットワークもある。彼らならきっと何かしてくれる。 すぐに返事が来た、鹿児島県庁の米丸さん率いる幸田優バンドが、そして枕崎市役所議会事務局の平田さんが指導する 枕崎火乃神太鼓も出てくれることになった。しかもボランティアで、静岡県との友情・応援団としてだ。 静岡県から誰もいないのでは寂しい。これまた来年開催する国民文化祭2009静岡大会のPRボランティアの 紙芝居芸人「三ツ沢グッチ」さんに頼んだ。紙芝居といえばおっちゃんの自転車、水あめだ。これら鹿児島に 送っての熱演をしていただいた。 10:30から18:00のステージは入れ替え時間が15分を切るほどのタイトな時間で、進
んだ。 幸田バンドの「肥薩オレンジ鉄道応援歌」は特に良かった。 http://www.free-sound.jp (ここをクリックすると聴くことができるので、是非どうぞ) 他にLET'S IT BE、そして佐野元春の曲が続いた。(somedayでないのが残念) 次は「枕崎火乃神太鼓」の登場だ。 小学3年生の女の子の太鼓には参った。小さな体が操るバチは確かなものだった。 小4年の男の子も、高校生の太鼓の入れ替えの時のチャンポンの独奏も、お見事! それまで、物足りなさを感じていたキャンペーンへの注目度が一気に高まった。 太鼓の演奏バックの静岡の文字もポスターも印象に残っただろう。 翌日は鹿児島県の太鼓の大会、これに2位以内に入れば全国大会しかも今年は浜松が会場とのこと 「待ってるよ!皆で応援に駆けつけるから」と元気づけた。 が、翌日、翌日平田さんから「残念僅差で3位 皆泣きじゃくった」との連絡が入った。 悔しいのは、君らだけじゃない、浜松でどんなもてなしをしようか勝手に想像していた私もだ。 富士山静岡空港は、きっと鹿児島との
草の根交流を支えてくれることなるだろう。 来年もまたキャンペーンに来るから、よろしく。富士山静岡空港発のピカピカの飛行機に乗ってね。 ※写真は紙芝居芸人「三ツ沢グッチ」さんと「枕崎火乃神太鼓」
Posted by Qさん 大魔人 at
22:24