2015年06月22日
データの見えざる手(番外)








「運」を高める話題にしたせいか、返信の多さが「ななつ星IN九州の旅」に匹
敵するものがあります。
当初、気になっていた列車の旅でしたが、申し込もうとは思っていませんでした。
たまたま日経新聞社のホールで開かれた「九州の旅」のプロモーションに、焼酎
の試飲付き、抽選会有に惹かれて行ったことがきっかけでした。
走る一年半も前のことでしたから、まだ列車はできていません。水戸岡さんの精
巧なイラストでの紹介でした。
うーん、この列車に最初に乗れば相当なもてなし、歓迎が待っているなというこ
とが容易に想像されました。
迷うことなく一番列車のみに応募、第2希望の乗車日の欄は未記入でした。
お金のことよりも、家族と小生の休みがうまく取れるかと頭をよぎりましたが、
そんな心配は決まってからすればいいこと。まずは、応募でした。
由布院観光総合事務所事務局長に応募する時もそうだったなあ。
心配は起きてからすればいい、そもそも心配事は殆ど起こらないことが多いです
から。
データの見えざる手で書いた内容とずれている気がしているので、人との縁の話
をします。
このところ工夫していることがあります。
一度会って名刺交換しても忘れ去ってしまことが多い、これでは、運が逃げて行
きます。
そこで、スマホを駆使します。いただいた名刺をまずはCCという名刺リーダー
アプリで読み込みます。
その後すぐにご本人を写真撮影して名刺と顔写真を同時に記録します。
この作業って、お互いに印象的でしょ。
※写真は昨日から始まった小山町内でのあじさい祭りです。付近には蛍も出ます。
ご覧になりにどうぞ 昨日はそのイベントに”永ちゃん”も来てくれました。
「アイ・ラブ・ユーOK」があじさい咲く田のあぜ道を通ってムラ中に広がって
行きました。ななつ星IN九州もおまけに添付します。
Posted by Qさん 大魔人 at
22:21
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2015年06月20日
データの見えざる手(その2)
この本の中で気になったのが「運との出会いを理論化モデル化す る」というこ
とだ。
運をつかむ確率は人との出会いにより高められる。頷かれる方が多いかと思う。
運はどこにあるかわからない。自分にとっても必要なも提供できることも常に変
わっている。
相手もそうだ。たまたま両者が出会い、会話の中で両者の持つ交点が話題になっ
て初めて、運が効力を持つ。
会って話をする人が多くなれば運と出会う確率も高くなるというものだ。
さらに知り合いの知り合いと拡がっていくことだってある。職場の中だって当然
言えることだ。
自分と部下だけでなく、部下同士がネットワーク化ができていれば、リーダーが
直接介入しなくても、
現場で自律的に問題が解決する可能性が向上する。
ワークショップによる新たなネットワークの仕掛けとしてワールドカフェがあげ
られている。
新たな組織を作ったときにその組織融合の目的である製品開発の短期化を実現す
るために行ったことである。
4〜5人のグループごとの テーブルに分け、必要なことや各自ができることにつ
いて対話した。
20分ほどのセッションをメンバーの組合せを変えて3回行っ た。
最初のグループは業務の近い者同士から、徐々に業務の離れた人にして、
視野を広げるようにしていった。
この組織では統合から3カ月の間にこのワールドカフェを4回やることで、自分の
回りの能力や
情報に助けてもらう可能性を大幅に高めることに成功した。
メンバーの9割 の人が「相談しやすくなった、 意見を発言しやすくなった」と
答えている。
この結果、8割りの人が「問題解決速度が向上した」と回答している。
疑問があるときにすぐに人に聞いたり、相談したりするというのが運のいい人に
共通する特徴である。
松下幸之助が松下電器の入社試験での最終面接で学生に「あなたは運がいいです
か?」と尋ね、
迷いなく「はい」と答えた学生のみを採用していたとのこと。
いまの自分があるのは、周りの人や第三者の善意のおかげと感謝する心があれ
ば、自分は運がいいと気づくはずや、
というのが孝之助翁の持論だった。
本の中でかなり気になったことの他には、店舗の売上アップのために流通専門家
の店内広告、
陳列棚の改善と客の入店から退店までの購買行動と業務オペレーションに関する
網羅的なデータ、
いわゆるビックデータを解析する人工知能が導きだす改善策を比較したところ、
人間の専門家の提案は殆ど効果なく、人工知能のそれは客単価を15%引き上げた
の だ。
超意外なその策は、ある特定の場所に従業員がいることであった。
いる時間をたった10秒増やしただけのことである。客の流れを高い商品の棚に導
き 滞在時間が
増えたことによるものに寄与している。
詳しくは入手の上ご覧いただきたい。そして今、
「ストーリーとしての競争戦略」にはまっている。即仕事に、人生に活かせそう
だ。(おしまい)
とだ。
運をつかむ確率は人との出会いにより高められる。頷かれる方が多いかと思う。
運はどこにあるかわからない。自分にとっても必要なも提供できることも常に変
わっている。
相手もそうだ。たまたま両者が出会い、会話の中で両者の持つ交点が話題になっ
て初めて、運が効力を持つ。
会って話をする人が多くなれば運と出会う確率も高くなるというものだ。
さらに知り合いの知り合いと拡がっていくことだってある。職場の中だって当然
言えることだ。
自分と部下だけでなく、部下同士がネットワーク化ができていれば、リーダーが
直接介入しなくても、
現場で自律的に問題が解決する可能性が向上する。
ワークショップによる新たなネットワークの仕掛けとしてワールドカフェがあげ
られている。
新たな組織を作ったときにその組織融合の目的である製品開発の短期化を実現す
るために行ったことである。
4〜5人のグループごとの テーブルに分け、必要なことや各自ができることにつ
いて対話した。
20分ほどのセッションをメンバーの組合せを変えて3回行っ た。
最初のグループは業務の近い者同士から、徐々に業務の離れた人にして、
視野を広げるようにしていった。
この組織では統合から3カ月の間にこのワールドカフェを4回やることで、自分の
回りの能力や
情報に助けてもらう可能性を大幅に高めることに成功した。
メンバーの9割 の人が「相談しやすくなった、 意見を発言しやすくなった」と
答えている。
この結果、8割りの人が「問題解決速度が向上した」と回答している。
疑問があるときにすぐに人に聞いたり、相談したりするというのが運のいい人に
共通する特徴である。
松下幸之助が松下電器の入社試験での最終面接で学生に「あなたは運がいいです
か?」と尋ね、
迷いなく「はい」と答えた学生のみを採用していたとのこと。
いまの自分があるのは、周りの人や第三者の善意のおかげと感謝する心があれ
ば、自分は運がいいと気づくはずや、
というのが孝之助翁の持論だった。
本の中でかなり気になったことの他には、店舗の売上アップのために流通専門家
の店内広告、
陳列棚の改善と客の入店から退店までの購買行動と業務オペレーションに関する
網羅的なデータ、
いわゆるビックデータを解析する人工知能が導きだす改善策を比較したところ、
人間の専門家の提案は殆ど効果なく、人工知能のそれは客単価を15%引き上げた
の だ。
超意外なその策は、ある特定の場所に従業員がいることであった。
いる時間をたった10秒増やしただけのことである。客の流れを高い商品の棚に導
き 滞在時間が
増えたことによるものに寄与している。
詳しくは入手の上ご覧いただきたい。そして今、
「ストーリーとしての競争戦略」にはまっている。即仕事に、人生に活かせそう
だ。(おしまい)
Posted by Qさん 大魔人 at
23:34
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2015年06月18日
データの見えざる手(その1)


毎朝テレビ東京のモーニングサテライトを見ている。そこに 「リーダーの栞」
というコーナーがありお勧めの本を紹介している。そこで紹介されたのが「データの見えざる手」。
「どうすれば幸運に巡り会えるか」という問いを科学的にアプローチする。
人の行動を感知するセンサーの膨大の記録から読み解くというのだ。
よく耳にするビックデータという代物だ。
文中から気になったことを書き出してみる。「休憩中の会話が活発だと生産性は
向上する」、コールセンターを事例にしている。スキルが受注高を支配すると考えがちだが、
実は休憩所での会話の活発度に相関があるというのだ。
そこで、休憩時間の活発さを向上する施策として、同世代の4人チームで休憩を
同時 にとるようにしたというのだ。
その結果、休憩中の活発度が10%以上向上し、その結果、受注が13%向上したと
いうのだ。
活発な現場では生産性が高まり、活発でない現場では生産性が低くなるのである。
人の行動は周りの人の影響を強く受けるから、連鎖反応を起こし身体活動の活発
さが拡がっていく。
結果、身体運動の活発、会話中が活発な職場はハッピネスレベルが高く、生産性
も創造性も向上する。
文中にある日立の例が面白い。筆者は日立製作所中央研究所の 主管研究長だ。
話はそれるけど先月の
日経新聞の「私の履歴書」欄は日立製作所相談役の川村隆氏の「傾いた巨艦の立
て直しに挑む」
日立再生の話はとてつもなく興味深かった。
話を戻すと、過去にあった日立の秋の大運動会のことが話題だ。運動会にかける
エネルギーが尋常ではない。
運動会前はあまり仕事をしていない。棒倒し、綱引きの作戦会議に出られなかっ
たときに先輩から
「運動会と仕事とどっちが大事だと思っているんだ」 とっさに「も、もちろん
運動会です」
90年頃のバブル時代に個人主義的な雰囲気が強くなり もうそんな時代ではない
という声に押されて運動会は
消えていった。失われた20年間のスタートの時期、IT化の始まりの時期、現場の
活発さがしぼみ始める。
運動会という会社の一大行事は集団で身体をはって現場の活性化を高め、その結
果、仕事の生産性を飛躍的
に高めていたと考えられる。仕事を削ってでも、やるべきことだった。
やっぱり、知人の鈴木厚正氏曰くITより会えてーかな。(つ づく)
※写真は7月25日(土)の小山町の夏のイベントです。どうぞ、お越しください。
Posted by Qさん 大魔人 at
22:39
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