2013年11月24日
ななつ星in九州(その13)




揺れを極力抑えた車両での晩餐が始まった。ななつ星の中では唯一の晩餐だ。
二日目が霧島温泉 の田島建夫マイン ド息づく「忘れの里 雅叙苑」。
地域文化の中心となるのが「食」、それを見せかけだけの料理に仕上げるのは
簡単だが、生産から調理に至るまで、すべて自分たちの手でやってしまおうというのが
、田島流だ。
三日目は鹿児島市の「仙巌園」の謁見の間で味わう島津家薩摩御膳である。
こだわり 抜いた晩餐が続くことになる。
さて、ななつ星を任されたのは大分市にある「方寸」だ。
「なつかしい未来〜九州〜風土に育まれた人・物・事を今にそして未来に」をコンセプトに、
おしながきには「大分でお過ごしいただく、七つ星の旅、最初の晩餐。今宵お届けする料理は、豊国の伝統にちなんで
「土」から始めます。あらゆる命を宿し、育み、やがては受け止める母なる大地。すべては大地にはじまり、大地へと還る。
人生も然り、旅もまた然り…。」とある。
最初に「土の景」としてサトイモの小芋を皮のまま蒸し、その皮を剥いて食べる「きぬかづき」が出された。
サーモンで形づけられた花はサザンカか?晩秋をイメージさせるひと皿になっている。
次には「木の景」で意表を突く「椎茸のおつゆ」、具は入っていない。
この器はなんとま ちづくり関係で親しくさせていただいている静岡市蒲原町の
片瀬さんの息子さんの作品こと、汁に限らず料理を引き立てる力を持つ陶器だ。
Posted by Qさん 大魔人 at
06:29
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