2018年10月14日
愛媛県庁・高知県梼原町への旅(その4)




最後に訪れたのがまちの駅「ゆすはら」だ。1階は物産売場とカフェスペース、2,3階はホテルになっている。
この建物の特徴は何と言っても外壁だ。
小生が生まれた浜松では刈った稲を干すために丸太と竹を組んで「はず」を立てる。
三角に建てた丸太に竹を横に7,8段流し、高さが4m程になるだろうか。
竹の間に稲を挟み込んでいく。その姿に似ているのだ。この強烈なデザインにはタジログ。
梼原町長に尋ねた「隈さんの建物を町民はどんな風に思っていますか?」と。「オリンピック競技場のデザイナーとして名が知れ渡り、
特に今年できた図書館とYURURIはとても人気がある。隈さんの建物があることで町に誇りを感じてるんじゃないかなぁ」
町のパンフには堂々と「梼原町×隈研吾」と書かれ「町の中に溶け込むように建築されたどの施設も観覧する価値ありです。」
とのリード文がある。
そこには隈さんの「負ける建築の思想」が流れている。(おしまい)
Posted by Qさん 大魔人 at
21:25
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