2011年10月24日
アメリカポートランドの旅(その18)


10月5日に今回のポートランドの旅を企画された松本大地さんを掛川にお呼びして
「人と街の商いのリンケージによる地方都市の賑わいづくり」と題して、学びそして
交流する会が開かれた。ポートランドのおさらいとともに、いくつかの気づきが
あった。
「地域に元気がないと人が感じる」その要因は、?商 店街など中心部の衰退
?子どもや若い人の減少 ?地域産業の衰退 と続く。いまや該当しない地方都市
を探すのが難しい。
人間本来の心豊かな生活は、何にあるのだろうか?都会での孤独な暮らし、一方
地方では
取り残された高齢者が増える。モノをいくら買っても満たされない。
必要とされているものはコミュニケーションだ。このコミュニケーションには感
情や感性のやりとりがあり、
日常生活の充実をもたらす。
人の欲求は生理的⇒安全⇒所属⇒尊重⇒自己実現⇒社会交流へと段階があがっていく。
最終の「社会交流欲」とは、自分も大切だが、自分が暮らす社会や環境も大切で
あり、その社会が向上発展するよう自らも参画意識を持って交わることへの欲求である。
3・11以降、地域共生の場を求め、周囲との絆を深めるようになった。
モノの所有よりも、心の満足や体験価値を求めつつ、同じ価値観のある人との交
流など、よりよい暮らしをどうつくっていくかの選択肢が台頭してきた。
そこで、ポートランドの生活の質の向上を目指した都市開発の取組の話になって
いく。(つづく)
※写真は夜のポートランドへ ジャズライブハウスであっと驚く松本大地さん
Posted by Qさん 大魔人 at
22:05
│Comments(0)