2005年04月11日

愛・地球博に行くの巻(その1)

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愛・地球博に出かけた。博覧会は後になると混む傾向にあること、
暑くなるとかなわんので、例年より遅い桜満開の今が良かろと、
家族で出かけることにした。浜松駅前から直行のバスが8時に出て
いる。これに乗り込んだ。会場までは極めてスムーズ。10時前にはゲートにたどり着いた。予めチケットは買ってあったので、これですぐ入れるぞと思いきや、ゲート前には行列があった。ゲート直前に、飛行機に乗る前のような手荷物検査と金属探知機が用意してあるのだ。
並ぶこと10分、手作りの弁当も蓋を取って中味を確認された。
水筒もOK。ペットボトルは絶対ダメなようだ。でも安心されたい。
中に自販機はいくらでもあるし、価格も同じである。レストランが不足していて食事にありつけないかのような情報もあったが、
レストランの他に各国のパビリオンにレストランが付属されていて困ることは無い。何より5人分のお弁当を担いでいる私のリュック
の大きさが目立っていた。

博覧会には表のテーマと本音のテーマがある。1970年の大阪万博は「人類の発展と調和」なるものだったが、本音は日本の技術が戦後
ここまで発展してきたことを国外へのPRすることであったし、後の千里ニュータウンの開発だった。沖縄の海洋博は復帰後の沖縄を海洋リゾートによって観光振興を図ろうと意図したものだった。
そうそう、青島さんによってつぶされた都市博は、お台場の都市
開発にはずみをつけることだった。博覧会により、その都市のイ
メージや発展の勢いをブレイクスルーさせることを狙っている。
確かに平成2年あたりに開かれたデザイン博は、名古屋の景観を
格段に良くした。
さて、今度の愛・地球博とは何か?名古屋オリンピック誘致失敗
の穴埋めとして計画されたこの万博は、当然開発主義・地域振興の役割を担って計画されたから、メイン会場になった海上の森の宅地開発を前提としていた。ところがオオタカの生息地保護をめぐり紛糾、森の自然を残して環境をテーマにすることに方向転換した。
市民社会が発達してきた証拠かなと、普段NPOと触れる機会の
多い私は思う。
その結果生まれたテーマが「自然の叡智」。その会場の造り方が
気になっていた。

環境配慮の会場はグローバル・ループと名付けられた幅の広い空中回廊が設けられ、土の切り盛りを極力無くしている。よく湿原に歩道確保のためにつくる木製デッキの巨大なものと思っていただければよい。その幹とも言える道に枝葉を出してパビリオン群が存在する


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Posted by Qさん 大魔人 at 13:07│Comments(0)大魔神の旅
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