2005年07月20日
伊豆の旅(17.7/2,3)その4

※写真は初島小中学校の体育館
初島は熱海市沖合いにあり、「相模湾の真珠」とも呼ばれる周囲約4km、面積44ヘクタールの小島である。
江戸時代(1830年)から世帯数は41世帯と決められ、長男は家を継ぎ、
次男以降は島から出なければならない。男がいなければ入り婿をとり、
世帯数を守るという風習が続いている。
この41世帯は民宿か観光飲食店、加えて漁業で生業を立てている。
このことを、職場に熱海市から出向してきている八木さんから教え
られていた。
曇りがちな朝だが、今日の初島行きはどうなるんだろう?錬堂さん
が船の世話をしてくれる人と連絡をとっていた。風がなく雨も降り
出しそうだから、ヨットではなく漁船で行こうということで、残念
ながらお洒落なクルージングではなくなった。
漁船にしてはオレンジ色に塗られた派手な船体で、しかも長い。
我ら5人で一隻ではもったいない大きさだった。船首にいたら船頭さんが
後ろへと言う。港から外に出たとたん波を越え上下にかなり揺れる。
確かに前では立っていることができない。でも後ろじゃ面白くないと、
椅子が備え付けられている屋根に昇ってみた。海を360度見渡すことが
でき快適快適、目指す初島が間もなく見えてきた。
港に船を寄せるその時、停泊しているクルーザーの右舷に当たった。
艇のそばにクルーがいて、海の素人我ら3人はドキッとしたが、船頭も
錬堂さんも「へこむような箇所ではない」といっこうに構わない。
島には今年初島小中学校長として赴任された後藤さんが待っていてくれた。
島を案内してくれるのかと思いきや、まずは学校へ。
木造でログハウス風のその校舎に入ると中央階段ホール、その先は舞台があって体育館になっている。小学校の教室は1階で2階には中学校の教室と音楽室や理科室の特別教室がある。小学生16名、中学生5名、教職員12名の計33名が一つの家族のように学校生活を送っている。
住民も、そして先生にとっても、ここには濃密過ぎる人間関係がある。
入ってくる嫁も婿もこりゃ大変だ。そんな話も次来る時には聞いてみたい。
(つづく)
由布院・長湯・九重大吊橋視察報告(その5)
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由布院・長湯・九重大吊橋視察報告(その4)
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Posted by Qさん 大魔人 at 09:25│Comments(0)
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