2005年07月14日

伊豆の旅(17.7/2,3)その2

結婚式を終えると同行の仲間7人中4人は帰路に着き、
残り3人で伊東に向かった。
今晩はパティシエ兼温泉セラピストの杉本錬堂さん宅にお世話になり、
翌朝は初島にクルージングと洒落込む予定だ。

その前に伊東市の街中散策をしようと、まずは西島彰さんを訪ねることにした。
氏は地域通貨「温銭」運営のキーパーソンだ。この「温銭」を手に入れるには「ささえ愛ネット」に入会、
その時に自分の「してあげられる事」と「してほしい事」を登録する。
個人は買い物してあげるとかパソコン教えてあげるとか、
お店は代金の一部を「温銭」で受け取るとかを登録し、
1200円の参加費を払うと3000温銭を手に入れることができる。



西島さんは美容院を経営され、自らも髪を結う。
土曜日の忙しい時間に訪ねてしまったが、
仕事の手を休め満面の笑みで迎えてくれた。
お話する時間は殆どなかったが、すぐに100温銭を渡してくれた。
これを手に街に繰り出すことにした。
そこにはお店も温泉のサービスも待っている。
商店街にはところどころに「お湯かけ七福神」と呼ばれる湯の出る場所があり、
魚屋の店先には名物の干物が並べられていて、
海を持つ伊東温泉地らしさを感じた。人通りもなかなか多い。



早速、和菓子屋に入ったところお茶もお菓子も出していただき、
そのもてなしとお菓子の味が気に入った仲間二人は、
名物の饅頭を手にして支払い代金の一部に「温銭」を使った。
ちょっと得した気分だ。

ただ伊東の住民ではないから「温銭」本来の「させていただく」という
善意の循環の一員になれないのが残念と言ったら、
市外の人もいるとのこと。さしずめ私なら
「舘山寺、寸又峡、伊豆そして湯布院他温泉宿紹介します。もちろんサービス付きでね」
「出張蕎麦打ちします」「住宅設計アドバイスします」
「まちづくりの勘所伝授します、人を紹介します」「NPOのお話も」かな。


 今年になってこの「温銭」は、
渋谷で使われている地域通貨アースデイマネーと互いに使い合えるようにした。
全国でもまだあまり例を見ない先進的な取組だ。


この後、昨年オープンした市民活動センターPalに寄った。
殆ど予算のない立ち上げだったとのことで、
喫茶店や商店で使われていた家具やラックが持ち込まれていた。
事務局長の都甲豊子さんのセンスもあってか、
いずれもなかなか温かみがあって心地よい空間となっている。
今日は17時にオープン、NPO法人設立相談と夜の会合に使う団体のためだそうだ。
(つづく)



※写真は伊東温泉の地域エコ通貨 100温銭

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Posted by Qさん 大魔人 at 00:43│Comments(0)大魔神の旅
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