2019年12月09日
中国 張家界への旅(その7)




その散策路に見つけた怪しい気球、とても人を乗せて上がるような代物ではない。
近づくと気球に乗り込んでVR眼鏡をかけてみろと言われた。VR眼鏡、初体験。
下を見ると武陵源を上から見ることになる。画面は見る方向に景色があっている
からリアルだ。下を見るとまさに気球の上から見ている感がある。
高所恐怖症の人なら地上にいるにもかかわらず足がすくむと思う。
これは、面白い。富士山五合目や道の駅すばしりにこの気球もどきを置いて、
富士山頂上を上から眺めることができる映像を見せるようにしたら相当
に受けそうだ。7,8分で500円、気球に4人は乗れるから、結構いい商売になるのでは、、、。
渓流散策後は、張家界森林公園のそそり立つ岩山の上に登って、上からの眺め
を楽しもうとエレベーターに乗るとガイドが言う。バスに乗り込みその昇降装置に近づいた。
自然保護派なら卒倒しそうなスケルトンエレベーターが、そそり立つ岩に設備されて
いるではないか!世界自然遺産で、いいの?なんて生真面目な日本人の声が
聞こえてきそうだけど、登坂路を長々と造って岩肌を削るよりもはるかに
自然への負荷が少ないのではと思う。富士山五合目にインフォメーション
を造るのだけど、環境省の方々が真面目な何てことない施設を計画しているので、
ふとそんなことを思った。2階建てエレベーター3基、1台で60人ほど上げる能力を
持つため大量の人数を捌くには適しているかな?でも何時間も待たせることは頻繁
にあるようだ。2分ほどで頂部に着くと水平移動で岩の列柱の景色の変化を楽しみ
つつ歩いていく。前日同様、谷底が丸見えで足がすくむ。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
21:58
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