2019年03月12日

「中国先進企業視察ツアー」2019.2.27~3.1(その2)



先進企業視察はまずはアリババから。創業1999年わずか20年でグローバル企業へ。

代表のジャック・マーは外人相手の中国ツアーガイドをしていたという。

氏が興した会社は今では「征服者(コンキスタドール)」と呼ばれる。

ネット通販から医療、金融、交通などへ事業領域は広がり、中国での生活を変えつつある。

中国の都市の渋滞はひどい。この解決にと道路各所に付けられたカメラにより渋滞の状況把握、

そこから信号のコントロールをする。救急車出動とあらば、現場までの緊急通行確保のための

信号機コントロールをするという。

どこの誰がいつ何の買い物をしたというデータの集積から各店舗の品揃えの管理をする。

個人情報何のそのの中国だからという点はあるけども、巨大人口の暮らしを今ある社会資源

を最低限有効に活用して豊かな生活を実現する目的には叶っている。

アリババの実店舗に行くと現金決済カウンターはわずか一つあるけども、多くはセルフレジだ。

無人化準備中のコンビニも見た。店入り口にスマホをかざして個人を特定、出るときには何を

買ったかが全て把握され、買い物をした意識さえなく店を後にする。

そんなイメージでいたが、この店ではそこまではなっていない。

中国人客はスマホから決済している程度。

現金から解放されれば、レジを閉めた後の売り上げと現金が一致しているかのチェックはいらない。

飲食店でも注文はすでにパネルからのチェーン店はいくつもあるが、

支払いは現金対応のためか有人だ。消費税アップ時にキャッシュレス化を目指すことに

している日本の今後の変化に期待したい。(つづく)


  


Posted by Qさん 大魔人 at 22:57Comments(0)