2019年03月06日
一関市への旅(その5)







背中に祈願メッセージが入った者やら、所属名が、入った者やら面白い。ただ共通して言えることはいずれも鳥肌が立ち、
小刻みに震えていた。氷点下ではないにせよ数度の外気は容赦なく熱を奪っている。八幡神社で祈祷後、
数百人の裸男が道を塩で清めた後、走り出す。そこに沿道に置いてある水槽から洗面器で大量の水を浴びせかける。
その集団の後を加勢人と言う着飾った子供たちが追いかける、この子らに水を掛けてはいけない。
5つの区間に区切られて、繰り返される。15時スタート16時まで続き、だめ押しの清めの水を浴びせられおしまいとなる。
参加費も装束費用もかかるが、この冬に風邪をひくことはなさそうだ。あの冷水がきっと免疫力アップにつながるのではと
「無病息災」と書かれた背中に容赦なく冷水が浴びせられる姿を見て思うのである。
水をかける方も普段は絶対にありえない"他人に思いっきり水をかける"快感に浸り、自分もずぶ濡れになっていることを
忘れて盛り上がっている。我が小山町の超寂しい商店街でこれやったら、相当盛り上がるだろうな。
でも、提案するには躊躇する。だから「天下の奇祭」なのである。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
23:34
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