2019年03月04日
一関市への旅(その4)






翌日は「せんまやひなまつり」に足を運んだ。この日がオープニングだ。メイン会場である酒の蔵交流施設に向かう。
この施設は何と25件の国の登録文化財からなっている。雛飾りはけやき普請の主屋をメインに高い雛壇、吊るし雛、
器、古着、布地のフリーマーケット、コーヒー、抹茶の接待が行われていて、数多くの女性陣が動き回っている。
入場料300円は収入としてあるが、皆さんはボランティアに違いない。外国人を対象に着物を着ての町歩き、
人形供養祭、マルシェ、キッチンカー、会場外の町中でも店に雛飾りがあり、お茶のサービスもしてくれている。
スタンプラリーで展示会場に足を運ばせる工夫もされ、飲食店にはひな祭りの特製ランチメニューがある。
12回を数える歴史がイベント内容を膨らませている。皆様の努力の甲斐あってか一万人はゆうに越えるイベントになっている。
住民が主体の見事なイベントだ。
今回のツアーのハイライトが岩手県指定無形民族文化財「天下の奇祭水かけ祭」だ。毎年建国記念日の寒さ真っ只中、
裸になった男たちが町を駆け抜けていくところに容赦なく水を浴びせかけるというもの。この日はかみのやま温泉でも
カセドリという裸の男が藁の傘お化けを被って町を練り歩く、そこに水を掛ける祭をやっている。
福島でも高田の大俵引きという裸の男たちが綱引きをする祭がある。どうも東北人は冬に裸になる祭が好きだ。
カセドリになったことのある小生に、藤倉さんからは当然水かけ祭に出るものと参加申し込み書がメールされてきた。
でも待てよ。この週末に長女の結婚式を控え、もしものことがあるとヤバい、それにカセドリになったのは10年以上も前のこと、
年寄りの冷や水に違いない。ここは観戦のみにしようと思い止まった。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
23:36
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