2005年02月21日

NPO

今日ついに花粉症のくしゃみが出ました。
もう25年の付き合いになります。
昨年は苦しまなかっただけに今年が心配です。
さて、たまにはNPO推進室に勤務しているので、
らしいことをお伝えします。
先日、大阪ボランティア協会の早瀬さんのお話を聞き、
その中で気になるところをメモしました。

ボランティアは自発性の表れ、阪神淡路には137万5千人もの
ボランティアがあった。そして、国民の87.5%は募金も含め何らか
の行動を起こした。結果1877億円もの募金が集まることになった。
そこには、「ほっとけない」というみんなの意思がある。
「ボランティア」=「奇特」「禁欲」というイメージであるが、自分が何か
に対して「ほっとかれへん!」「我慢できない!」という想いから活動すれ
ばよいのである。
行政は、「公平」、「継続」、「全体の奉仕者」であることを求められる
が、ボランティアは、自分の「好き」で、「ニーズ」を選んで活動すれば良
い。「公平」は好き嫌いを押さえ禁欲的でさえある。
「私」を開いていけば(「公開」「開放」)、ボランティア活動となる。例
えば、大阪の橋(「心斎橋」「道頓堀橋」「淀屋橋」等)は、藩が建設した
「公儀橋」はわずかで、ほとんど「町橋」で、商人が建設し、開放し、
往来自由としたものである。私物を開けば社会貢献なのだ。

NPOが日本にはじめて紹介されたのは、1993年である。
NPOは、「NonProfitOrganization」と言われるが「非営利組織」では
分かりにくく、最近は、営利企業「ForProfitOrganization」に対して、
「NotForProfitbutForMissionOrganization」
利益のためではなく、使命のために活動する組織)と言われるように
なってきた。

営利企業でも、すべて利益のため事業を行っている訳ではなく、例え
ば、環境問題を踏まえ、フロンを排出しない冷蔵庫を開発、販売するなど、
ある意味では社会貢献活動を踏まえた事業活動を行っており、
「ForProfitandMission」とも言える。

ボランティア活動は、「自発性」がポイントであるが、厳密に考え過ぎな
い。やってどうだったのか結果が勝負だから、ボランティア募集する場合
には面白い企画が重要である。

面白い活動とは、よく分からない未知の世界との出会い、工夫次第
で、ちょっとがんばったら結果が変わるちょっと危ない世界、自分の存
在感が感じられる小規模さである。

CSR(CorporateSocialResponsibility企業の社会的責任)が問われ
る時代に社員の市民化を終身雇用制が終焉し内部告発が増える。
普段から社員が社会的な目を持つことが大切である。このためには
大いに市民活動に参加していただきたいものである。


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Posted by Qさん 大魔人 at 11:23│Comments(0)大魔神の思い
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