2006年03月01日

『ゆふいん建築・環境デザインガイドブック』のお話(その3)

非常にユニークなガイドブックです。ある意味で精神的な考え方を提示していまして、これを使って実際に建てる人が自分でどう判断して、この考え方を元にどういうことを大切にして建てればいいのかという部分は自分で考えてくださいというようなものなんです。



 三つの原則と九つの心得というものを作っております。湯布院らしい景観を三つの原則でくくってあります。こぢんまりとしたたたずまいのある風景。内と外とのかかわり合いを大切にしている風景。

自然な風合いを大切にしている風景。次に、この原則に照らし合わせて、九つの心得を挙げています。

心得1:盆地の程良い大きさを大切にし、小振りな作りとする。
心得2:人の尺度を中心に、細やかな配慮を心掛ける。
心得3:周囲との調和を大切にし、控えめに作る。
心得4:通りに対して堅く閉ざさない作り方とする。
と心得9まで続きます。いわゆるメンタルな意味でのガイドなんです。



普及のためにゆふいん建築デザインコンクール。町内外の人たち一緒に、最も湯布院らしい景観・いい建物をみんなで選んで、それを勝手に表彰しましょうということをやりました。駄目なものを駄目と言うよりも、いいものをいいと言い続けようという精神なんです。

町内外とも断トツ1位は亀の井別荘ですが、町外の人の反応と町内の人の反応が違うものも結構ありました。



ガイドブックは町内の全戸配布をしました。それからマスコミ発表、大分県内の建築士に送ったり。一番効果があったのは、役場の建設課にこれを置いてもらったことです。新しく家を建てたいの相談に、条例のお話などアドバイスをした後、最後に「湯布院ではこういうガイドブックを住民の人たちが作っていますので、是非これを買って読んで参考にしていただきたいと思います」としていたのです。

(つづく)



※写真はコンクール1位の亀の井別荘 

風のハルカでは倉田旅館ですが、まさか旅館の中にあのような大樹が
生えてはおりませんよ。

kamenoi


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Posted by Qさん 大魔人 at 01:12│Comments(0)大魔神の思い
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『ゆふいん建築・環境デザインガイドブック』のお話(その3)
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