2007年02月28日
稲取温泉観光協会事務局長公募物語(その3)
どこでどう聞きつけたのかわからないが、昨年1月、稲取観光協会の会議室
に60人程を前に壇上に立つことになっていた。
8年前のテレビ画面に流れた「由布院観光総合事務所事務局長全国公募」
の映像を会場に出し、当時の興奮を思い起こしながら由布院のまちづくりで
手がけたことを交えて一時間ほどお話させていただいた。
その後、「元気塾」は、40歳の赤尾恵太郎さんが稲取温泉旅館組合長に就任
したことをきっかけに、「自分たちの子供達に誇れるふるさとを残そう」と本格的
にまちづくりに乗り出した。
まず、国交省の支援を受けようと、事業計画案をみんなで知恵を持ち寄り作り
上げたが、町の観光振興計画が策定されていなかったため、提出ができなかった。
しかし、彼らは地元の雛のつるし飾りに込められた『孫や子に対する「思いやり」
を全ての人に』をコンセプトに、全国商工会連合会の事業採択を獲得し、
「雛の里づくり事業」と名付け、800万円の補助金で事業を始めることになった。
彼らは7つの事業部会を立ち上げ、それぞれが正副部会長になった。ここからが
他の事業委員会と違うところだが、彼らは部会員を自分たちでスカウトしていった。
自分たちのやりたいことをやりたい仲間とやっていくというスタンスだ。
この会にアドバイザーとして出席することになった。どうも会議にもたつき感があり、
事業の企画よりも会議の進め方にアドバイスした。
事業部会ごとの事業進捗管理シートを作成した。「目的とどこまでやるかの目標
を明確にして、それをかなえる為に何をするかをスケジュールとともに示し、
月例会に一ケ月にやったこととを行程に照らして進捗を報告する」ということにした。
その事業進捗管理シートはメーリングリストの中で次々に出していく。
これが出てこなくなれば、そこの部会が担当する事業は没、できる資源がないということだ。
(つづく)
※写真は稲取のつるし雛
溝口久
稲取・雛のつるし飾りの里づくり委員会顧問
浜名湖えんため顧問
Posted by Qさん 大魔人 at 18:26
│大魔神の思い