2008年05月05日

金谷茶まつり(その1)

この4月から観光局に異動になった。今日も電話がかかってくる「富士山を静岡県側から見たいけど、 宿泊も含めてどこに行けばいいか教えてほしい」「松山から羽田に飛んで、そこからレンタカーで箱根、 伊豆、富士方面に5日間で予定している。 富士山には五合目まで車でいけるの?伊豆は静岡県だと思うけど、箱根は静岡県?その辺一帯が 分かるロードマップある?」 おー、由布院観光総合事務所に赴任したとたんにそんな電話が多く掛かってきたなあと当時を思い出す。 こりゃー県内のことに精通しないと駄目だ。 これまで休みとあらば県外に飛んでいくことが多かったが、足元を見ようということで、4月12日に 「金谷茶まつり」に出かけた。 大井川の右岸、牧の原台地に広がる大茶園を有する銘茶の産地が「金谷」であり、ここで二年に 一度開かれるのが「金谷茶まつり」である。浜松駅からJRに乗り、金谷駅で下車した。 金谷駅はSLが毎日走る大井川鉄道の始発駅である。駅に降り立ち一歩外に出ると、テントの下に 毛氈を敷いた椅子があり、和装の女性がお茶の接待をしていてくれていた。 早速、一服ありがたく頂戴する。 先月奄美大島に「蕎麦サロン」で出向いた折に、持参した玉露と高級煎茶を「急須、湯呑、湯冷まし」 でもてなした。茶葉の量、湯温にはかなりうるさい。おっと、こんな場でそんなお茶を求めてはいけないが、 無造作に出されるお茶に比べればはるかにうまかった。 駅前の商店街沿いにもてなしコーナーが4箇所用意され、お茶のもてなしだけでなく、物産市、製茶機 の製茶実演、手もみ茶の体験があった。蒸した茶葉を手もみして針状の上質なお茶にするまでには、 なんと5時間ほどもかかるとのこと。なるほどこの手もみ茶は25g1,000円だった。 人肌ほどの温度でじっくり出してくれたお茶は、茶の緑を感じさせる奥深いふくよかな味だった。 (つづく) ※写真は奄美で見かけた静岡県にはちょっとない緑茶とコーヒーのセット販売


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Posted by Qさん 大魔人 at 01:27 │未分類

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