2007年03月09日

稲取温泉観光協会事務局長全国公募物語(その6)

2月4日、空も海くっきり青。町には「雛のつるし飾りまつり」を、漁港そばには金目鯛

はじめ海の幸をお目当てに散策する人たちが見かけられ、ほのぼのした光景だ。

でも、役場周辺だけが背広姿、マスコミ関係者のものものしい雰囲気になっている。

そう、ここが稲取温泉観光協会事務局長全国公募の第2次選考会場だ。



会場に着くと、役割分担された観光協会関係者に役場職員も加わり慌しく動いている。

旅館の女将さん達も湯茶のサービスに心を配っている。

審査会場を覗くと10台を越えるテレビカメラが並び、新聞記者も勢揃い。

スタッフよりもマスコミ関係者の数が多い。



13時になり、いよいよスタート。5人一組の4つのグループに分けての集団面接だ。

なぜ、個人面接でないのか?20人を一人ずつではあまりに時間がかかるため、いやそれだけではない、

集団面接は比較がしやすいのだ。受ける側も自分が他と比べどのぐらいのレベルにあるか計ることができるのである。



第1、第2グループはテレビカメラOKの方々を集めている。マスコミ陣が多いこともあって、

受ける側も審査する側も最初の緊張が走る。

司会者が口を切った。「質問は時間を定めて出されます。皆様方には『30秒前です』『終えてください』

の表示を出します。円滑な審査にご協力をお願いします。」



最初に加藤観光協会長から「応募書類として出された自己紹介、応募の理由、稲取温泉の観光振興

施策について4分以内にまとめてお話ください。」この質問は受付時にすでに説明しておいたものである。

多少歳を重ねた方が多いせいか、これまでの実績の話が長く、観光施策はおろそか気味だ。



第2問。次は旅館組合長で稲取の若きリーダー赤尾さんから「稲取温泉では今、町を歩いて

楽しむことができる温泉地に変えようとしています。それを実現するためのアイディアとそれを事業

化するために事務局長として何をしますか?手元にある紙にマジックで書いてください。時間は3分、

そして書いた紙を前に掲げて1分以内でそのことの説明をしてください。」

稲取を知っての提案か、事務局長としての仕事がイメージできているかなどをチェックした。

また、回答順による有利不利を無くすことを試みた。女性の方がやってできそうな提案が多く、

事業化する際の人の巻き込んでいく手法もより具体的だ。男性はどうも一般論的な話が多い。

(つづく)

静岡県の桜が間もなくとのテレビ報道がされています。来週にでも開くのかな?

松葉杖がなくても歩けるには歩けるようになりましたが、倍の時間をかけての歩行になっています。

稲取温泉観光協会事務局長全国公募物語(その6)


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Posted by Qさん 大魔人 at 18:18 │大魔神の思い

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