2019年06月03日

島根県への旅(その2)









そばの後は出雲大社に向かう。昨年来た時に、菊竹清訓の名作、RC製の大社庁が無いことにショックを受けた。

稲束の日干しの方形をモチーフにした合掌づくりの形態を持つ、その印象的なデザインは一度みたら忘れることはできない。

建築協会賞も得、日本百建築にも選ばれた秀作だ。どうやら取り壊され、何か建築中だった。

どんな建物に建て替わったのか心配だった。白木の真面目な和の建築になっていた。

いい建物であることは、よーくわかる。

少し、物足りなさを感じつつ、出雲大社を後に県立古代出雲歴史館に寄った。

こちらは槇文彦のデザインだ。ヒルサイドテラス、スパイラル、幕張メッセ、京都国立近代美術館等、

色褪せしない都会派の建築家の作だ。  

建築もさることながら、高さ48mもあった古代の巨大神殿の模型が一見だ。この後も出雲文化伝承館、

民藝館に寄って松江に向かった。今回の旅で、島根県には博物館、資料館、神社、遺跡、寄るべき処が多く、

その密度の高さにいた。島根県の「人はいませんけど、神さまはたくさんいます」のコピーは正しい!

(つづく)





  


Posted by Qさん 大魔人 at 22:07Comments(0)

2019年06月03日

島根県への旅(その1)



昨年11月に職場の親睦旅行で鳥取、島根に出掛けた。松江の街中を歩いていたときに気になるポスターを見つけた。
そこには「十年に一度の船神事ホーランエンヤ」と書かれていた。じゅ、十年に一度とは!どんなものだろう、
しかもホーランエンヤとは変わった名だ。3月になり、ふとその事を思い出し、ネットで見ると5月18日、22日、26日
と飛び飛びに祭典が開かれることになっている。幸い、静岡空港から出雲空港には毎日飛行機が飛んでいる。
十年に一度しかないなら、行くしかない。5月26日の最終日を目指そう、ただ、宿がとれるのかなと思いつつ、
JALのホームページからエアー&ホテルで検索したところ、松江駅そばのエクセルホテル東急2泊分が飛行機チケット共に予約できた。
レンタカー付けて6万円弱だ。

島根県観光には宍道湖を挟み出雲と松江の二拠点がある。まずは、出雲に向かう。出雲大社そばの「きずき」という民家で営業しているそば店に入る。
有名店の荒木屋に入ろうとしたが、待っている人多数につき、近くでたまたま見つけたお店にしたところ、ここが大正解。
出雲そばと言えば割子そば、3段から5段まである。一段250円勘定、最低4段は欲しいかな。そばの実を甘皮ごと挽くため黒っぽい麺が特徴、しっかり手打ちされコシは強い。一番目の椀に汁を入れてそばをすすり、残った汁を二段目に入れ、新しい汁も加えすする、
そしてまた下の段に進むというのが、食べ方だ。所謂もりそばだから、それなら違うものをと、鴨南蛮にした。
熱い汁に冷たく締めたそばを入れて食べる。鴨とネギでまずは一杯やってそばに進みたいところだが、車の運転が待っているため、
諦めた。期待通りの旨さだ。〆は蕎麦湯を注ぎ飲む。(つづく)



  


Posted by Qさん 大魔人 at 21:29Comments(0)