2019年02月22日

一関市への旅(その2)



「訪ね来て見よ 岩手の里に 世にも稀なるこの景色」と唄われる猊鼻渓に到着、

杉の木の竿で川底を押して進む舟下りが不変の人気だ。ご多聞に漏れず海外の

お客さんも相当に見られる。団体バスでやってきているのかと思いきや違う、個人旅行だ。

もはやインバウンド客の6割はリピーターだ。となれば個人旅行が多くなるのは必然、

世界遺産の中尊寺から十分に射程距離にあるから、なおのことだ。

冬は寒さ除けにビニールハウス状態にして足元は練炭を熱源にしたこたつが並ぶ。雪見酒としゃれたいところだが、

雪は無し。それでも日本百景のことはある。石灰岩層が砂鉄の含まれる川に浸食され岩壁が続く。

新緑、紅葉の時期も相当に良さそうだ。1時間半ほどかけて往復して戻ってくることなる。

折り返し地ではいったん下船し、散策そして川の流れをはさんで岸壁にある穴に素焼きの「運玉」を投げて

入れば願いがかなうと言うアトラクションがある。5個で100円、錆びついた肩にコントロールは無い。

藤倉さんが買ってくれた10個の運玉は空しく岸壁に跳ね返された。船のそばには餌を期待して鴨が寄ってくる。

この餌やりもかなり面白い。行き交う船はいずれも満員、20人ほどの㈲げいび観光センタースタッフを

優に雇用できるビジネスになっている。ちなみの乗船料は1600円也。(つづく)


  


Posted by Qさん 大魔人 at 23:12Comments(0)