2018年05月07日

二つの公園の開園式 4月14日(土) その3



豊門公園は、今から92年前の大正15年に、ここ小山町の近代化の礎を築いた富士紡績㈱が、
従業員の教育や地域住民の方に休養の場を提供することを目的に、会館や宿舎、庭園などを整備したのが始まりです。
その前年の大正14年に、初代社長の和田豊治の遺志により、遺族から寄贈された東京向島にあった邸宅をここ小山町に移築し、
庭園を造り、「豊門会館」として翌年5月16日に盛大な開館式が執り行われています。

 「豊門」という名称は、和田豊治の「豊」と、富士紡の三門と称せられた3人の偉人である森村市左衛門・日比谷平左衛門・浜口吉右衛門の「門」の字をとって名付けられたものです。
園内にあります正門、噴水泉、和田君遺悳碑、豊門会館、西洋館は平成17年に国の登録文化財となっています。
 小山町は、平成16年度にこの豊門公園を富士紡績㈱から購入し、公園を町民に開放することを目的に平成20年、21年度に整備いたしました。
そして昨年度から殖産興業時代の偉人達の功績と歴史を感じられる公園にしたいと、今回さらに修景整備をおこなったものです。


  


Posted by Qさん 大魔人 at 21:35Comments(0)