2015年08月21日
ハルビンへの旅(その6)







振国さんのマンションを訪ねることになった。ハルビン都市部に戸建て住宅は見当たらない。
超高層のマンションが建ち並ぶ。複数の棟の集合で一つの団地を形成し、中に入
るには監視員のいるゲートでチェックを受ける。
車は地下駐車場に収まり、地上は公園になっている。大型ショッピングセンターでもどこに
車を置いたかわからなくなる程の広い地下駐車場がある。
振国さんのお宅は30階にある。エレベータに乗りキーを指すと30階にのみ止まる。
エレベータを降りると二戸のみの扉がある。隣の隣の部屋に行くとすれば、
改めて一階からエレベータに乗る必要がある。
扉を開けるといきなり部屋だ。玄関というものがない。ロシアでもそうだった。
マンションはスケルトン売り、内装は別に発注となる。
街中には家具、内装の大型専門店が立地している。センスも試されるし、
知識も相当に必要になる。それにより生活へのこだわりが高くなり、
このことは丁寧な暮らしぶりに繋がる。
リビングの床は大判の石張だ。マイナス30℃にもなるハルビンで石では冷たいので は?
心配無用、床暖房があるし、熱源は温水が熱源供給センターから配管により送ら
れてくるというのだ。
スイカジュース、手作り葡萄酒、中国式お茶のもてなしを受けた。
何しろ語り合いができないので、口はもっぱら出されたものの入り口になるしかなかった。あぁ
(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
22:59
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2015年08月21日
ハルビンへの旅(その5)








泊まったホテルの前を松花江(しょうかこう)という川が流れている。
岸は公園として整備され、散策、太極拳、釣り、楽器の演奏に相当数
の人々が思い思いに楽しんでいる。
朝5時過ぎに川に目をやると何人もの人が川を横断ではなく、流れの方向に延々
と泳いでいるのである。
オレンジ色の浮きを紐に結んでいる。どうやらタオルやら着替えが入っているの
ではと思われる。
川は泥水、岸辺にはごみも多く、とても泳ぐ気になれるような代物ではなかった。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
00:03
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