2012年11月11日
寸又峡温泉開湯50周年記念フォーラム若者が地域を変える18
「若者が地域を変える」に選んだ七人の若武者もいよいよ島田市 の大石歩真
(あるま)さんが 最後の登壇者だ。
彼とは小生が昨年焼津で人づくり塾の講師を務めていた時が最初の出会いだ。
バリトンヴォイスで「父が溝口さんに会いに行って来いと言われてきました」が
第一声だった。
聞くと島田市参与の大石重範さんの長男であることが分かった。
小生が県都市計画課に席を置いていた時に、氏が島田市の都市計画課長を務めら
れていた。
当時、区画整理、地区計画やら専ら建築・土木のハード面からみるまちづくりし
か知らなかった小生に、伝統的建築物群保存地区を持つ近江八幡市の歴史
を活かしたまちづくりや長浜市の観光の力を取り込んだ
第3セクター?黒壁による商店街蘇生のまちづくりの存在を教えてくれ、一緒に
視察 にも出かけた。
もう20年も前の話だ。その後の豊岡村、湯布院でのまちづくりに関わることにな
る きっかけとなる大きな出会いだった。
それが、こうして世代を超えて縁が繋がっていくことに感慨が深 かった。
さて、その大石歩真さんは「NPO法人クロスメディアしまだ」の事務局 長だ。広
告代理店の営業やPR会社取締役を経て
2010年静岡県島田市にUターンし、ブログ等ITを通じた市民活動活性化事業を
スタートした。
地域ソーシャルメディアである“eコミュニティしまだ”&シマダマル シェ(地域
お取り寄せサイト)”
の運営を通じた市民交流や、異業種連携による地域ブランド創出など、ITを利用
し た地域活性に取り組んでいる。
2012年からは、高齢化が進む 商店街における新たなスタイルの情報発信を目的
に「ココガネまっぷ〜商店街さんぽ」を開設した。
最近では日本初の3市合同はしご酒イベント「志太バル」や、100対100の街コン
「ヨルシマ」など、街に若者が集う取組みも活発に行っている。
「あるま」という名前はスペインの言葉で「魂」の意味があるという。
父の魂が息子につながり、それがネットの力を巧みに利用し広がっていく。島田
の地域遺伝子が強くなっていくことを、彼を見ていると感じるの だ。
(おしまい)
次回は、寸又峡温泉開湯50周年記念フォーラムPART2「先輩も若者も地域を変える」
12月14,15日に開催します。間もなく参加申込書を含む案内を送ります。
どうか、ご参加いただけますようお願いいたします。
Posted by Qさん 大魔人 at
23:00
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