2012年07月10日
寸又峡温泉開湯50周年記念フォーラム「若者が地域を変える」2


温泉 地へ の直接的な誘客よりも「観光まちづくり」を進めることを説いていた。
というのも由布院で「花咲かすよりも根を肥やせ」「最も暮らしやすい処こそ、
最も優れた観光地である」ということをたたきこまれ、
プロモーション活動よりもまちづくり活動に専念していたからである。
寸又 峡温 泉の宿泊客は平成4年をピークに下り傾向にあった。直接的な誘客は
できないけど、何かしらインパクトのあるフォーラムやって、そこらの気づきで新たなまちづく
りのムーブメントを興そうと思った。
そのことは平成6年度に出向していた豊岡村で開催した黎明フォーラムを きっかけに 興った
まちづくりの動きを体感したからことによる。
平成8年夏に 山梨 県早川町で『日本・上流文化圏構 想』が産声を あげ た。
かつて上流で生活していた人間は農業や工業が発展するにつれて、下流で都市生
活を営むようになった。
しかし、上流の送りだす水やエネルギーに支えられ、繁栄を誇るかに見えた下流
も、ようやくその浪費と資源の枯渇に気づき、環境の汚染にあえぎ始めている。
上流圏・早川に住む私たちは、山と水とを守り続けた先人に学び、自然とともに生き、
資源を大事にし、真に人間らしく暮らすことができる
地域の創造へといちはやく出発したい。 そして、中流・下流の都市と役割を分
担しながら、将来にわたって人間が生き続けるための自然と共生できる新しい文明を構築し、
上流としての文化を創出することを目標としている。その考えに共感した地域で「日本上流文化圏会議」
を開いていた。
第1回が山梨県早川町、第2回は宮崎県五ヶ瀬町、第3回が北海道ニセコ町で、第4回が寸又峡温泉がある
静岡県本川根町だった。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
03:41
│Comments(0)