2017年10月10日
岸和田への旅(その2)










岸和田と言えばだんじり祭、知らない人はいないが、小生の回りでは行ったことある人はいなかった。
大阪に出掛けるこの機会に是非と知り合いの岸和田市職員の辻さんに構って欲しいとお願いしたところ快諾。
9時に岸和田駅に、まずは漁港に行ってシラス丼を食べようと言うのだ。大阪湾に漁港があるのかい?と思いつつ、
「きんちゃく家」に到着。生のシラスに卵の黄身を落としネギを散らしたどんぶり、これに鰯の煮付け、あまごの天ぷら。
漁港そのものにある食堂に間違いはない、実に美味しい。ホテルの朝食を抜いてきたこともあり、ビールを口にし、
たちまち胃袋の中に収まっていくことになった。
その後はまち歩き、岸和田城周辺を散策、まずは五風荘。凄いお屋敷が目の前に現れた。寺田財閥の岸和田市長も務めた
寺田利吉の別邸として昭和4年から10年かけてつくられたもの。敷地面積2400坪、床面積1000平米。
3つの茶室と回遊式庭園がある。
現在は市の所有、これだけの規模の庭と建築を維持することは容易ではない、そこでがんこフーズ㈱という
飲食店が指定管理者となって建物を使いながら保存している。当然、国の登録文化財かと思ったら、市の指定文化財という。
指定管理に切り替わった平成20年に市の指定有形文化財ということで文化財のランクを上げている。
部屋はこれでもかというくらいに客席がセットされている。蔵も全てである。伺ったのが日曜日の開店前、
全ての席は予約され料理が次々とセットされていってる。このシチュエーション、豊富なメニューにリーズナブルな価格、
超繁盛店になっている。売上の3%が市に納められているとのこと。多額の管理費から解放され、利益も出る理想的な形ができている。
ゆっくり建築を観賞したいリクエストに応えることはできないが、楽しく豊かなときを過ごすことはできる。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at
07:01
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