2013年06月07日

英国への旅(その4)








外は少し寒い、日本の3月ぐらいの気候だ。お店のウインドウに目をやりながら
長女が通う大学、芝生広がる広い大学キャンパスではなく大通りに面したビルの中にある。
エントランスまでは入れてもそこから先は学生カードをゲートのカードリーダー
を通さないと中には入れない。
その後、24年ぶりとなる大英博物館に足を運んだ。

正面玄関を入って直進す ると、グレートコートというガラス屋根付きの広い中
庭に出る。
円形の閲覧室を囲むかたちで、2000年の大改築の際に新たに造られた。
グレートコートには、館内インフォメーションやマルチメディアガイドの貸し出
しカウンターなど、見学の起点となるポイントが集まっている。お土産ショップや
フードコート、カフェもある。

 このグレートコートを囲むように展示室が配置されており、正面玄関 から左
手には、大英博物館で一番人気のロゼッタストーンや古代エジプト、ギリシャ、
ローマなどの彫刻ギャラリーがある。
また閲覧室を囲む階段を上ったところにレストランがあり、さらに上るとエジプ
トギャラリーになる。

設計はイギリス建築界の巨匠ノーマン フォスター。閲覧室以外の建物は撤去し
て上部をガラスの屋根で覆うという斬新なアイディアだ。これにより導線がわかりやすくなっている。
ルーブルのガラスのピラミッドにも同じようなことを感じる。

 壁も床も白っぽく、紫外線カットの屋根ガラスからは柔らかな光で降り注がれている。
古典建築物の内部でありながらまるで現代建築の空間に仕上げられているのである。(つづく)

  


Posted by Qさん 大魔人 at 06:18Comments(0)