2010年03月01日

三日坊さんの旅(その2)





袋井市観光協会長の太田さんから「 溝口さん、参加してくれますよね?」
「 もちろん五人ぐらいは誘って伺いますよ」と見得を切った。
早速、皆にメールで案内をした。しかし、いっこうに参加の返事が来ない。

戻ってきたのは、興味あり参加したいのだけど都合がつかない、
膝が故障中につき正座に耐えられない、近ければ是非とも、だった。
自分も締切り二日前ほどから喉が痛くなり、できれば不参加としたいと
思っていたところに、「参加大丈夫ですよね!」の電話が入り、
「は、はい参加しますよ」と言わざるを得なかった。
なにしろ五人は連れて行くと言った手前、自分ひとりでも行かなくてはいけない状況にあったから。

13日当日、袋井駅前にある観光協会に集合、14名の修行仲間が集まった。
一番目のお寺は袋井山(ふくろいさん)観(かん)福寺(ふくじ)(793年建立、曹洞宗)ここで発心式を行った。
まずは、体に合わせ予め用意してくれた作務衣に白足袋を履き、僧侶になるために、
住職が法性浄水を与える。これが仏門に入る儀式なのである。

この時、住職が話してくれたことが頭に刻み込まれている。人生25年を節目に学ぶこと
を主とする25歳までを「青春」、その後一所懸命働く50歳までを「朱夏」、
人生の収穫に時期である75歳までを「白秋」、75歳以上を「玄冬」
という、人生の区切りを意識するといいと諭された。
小生も収穫を意識したステージに変えていきたいものである。(つづく)



※写真は仏門に入る儀式 と、その前に出された甘いお茶、割り箸には梅干の皮が挟まれている。





  


Posted by Qさん 大魔人 at 21:26Comments(0)