2012年10月08日
寸又峡温泉開湯50周年記念フォーラム若者が地域を変える13

大学卒業後、農作物を売りたいとの想いで静岡県に戻り、静岡JA経済連に就職した。
思いとは裏腹に、自動車販売や石油販売、不動産の部署を経験したが、農作物を売る
機会には恵まれなかった。
その後、農協を退社し、海外青年協力隊として2年 間、中米パナマへ行くことと
なった。
農協的な販売の受け皿づくりの指導に当たり、生産者や生産地の顔が見える委託
販売形式を確立した。
学生時代にスノーボードをやっていた。ある時、実家の藤枝市 芝生 の上を滑る
スノーボード版であるマウンテンボードの施設(大久保グラススキー場)があることを知り関わ
ることになった。このグラススキー場のある瀬戸谷が小林の舞台だ。
藤枝市は、干ししいたけの取扱量が日本一である。地元特産の しい たけを使っ
た郷土グルメ で、瀬戸谷地区を活性化できないかと考え、コロッケに注目した。一つ一つ手作り
で、瀬戸谷で採れたしいたけをたっぷり使い、ソースを使わず手で簡単に食べられることを前提に、
オリジナルのコロッケ開発に取組んだ。
そして3種 類のコロッケが完成し た。瀬戸谷特産物加工販売組合せとやっこでは、
昔ながらのお母さんの味をイメージした「シンプルコロッケ」、瀬戸谷温泉ゆら
くでは、湯上りのおつまみに合うよう味噌にチーズを加えた「みそチーズコロッケ」、
大久保グラススキー場では、茶所大久保ならではの抹茶が入った「抹茶コロッ
ケ」を仕上げた。
このコロッケを買ってもらうためには知ってもらうことが一番 であ る。テレ
ビ、雑誌、イン ターネットなど、あらゆる媒体に出るための仕掛けづくりをした
B1グランプリならぬC1グ ランプリ(コンパクト。コンビニエンス・クリー ンを
テーマとした大会)を作り、いつでも、どこでも、だれでも手軽に食べられ、ゴミを出さない環境に配慮した
C級 グルメの大会を藤枝で開催し、全国にせとやコロッケを知ってもらいたかった。最近では、藤枝市中心街の居酒
屋とコロッケ対決も仕掛けている。
コロッケを売ることが目標ではないので、外売りは考えていない。
コロッケを通じて瀬戸谷地区を知ってもらうことが最終の目的である。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at 22:31│Comments(0)