2012年08月17日

寸又峡温泉開湯50周年記念フォーラム「若者が地域を変える」7


休憩時間にトイレに 行った際、ゴミが落ちているのに気付いた。
よく見ると、トイレだけでなく駐車場にもゴミが放置してある。
これはひどいな、と携帯で写真を撮り、
「まだ1月3日なのに、こ んなにゴミを放置する人がいるとは」とブログにアッ
プした。
いつものように、軽い気持ちで。ところが、この記事にコメントがついた。

 「観光客のモラルが低い」「環境破壊だ」、きわめつけが「飯倉さん、がん
ばってきれいにしてね」と。
 こんな反応は予想外だった。ゴミ問題を訴えようと思っていたわけではなく、
ましてや「ゴミを片づける」なんて考えは全くなかった。

 結局、それらのコ メントによって、後に引けなくなり、掃除をしなければな
らな くなった。
「ブログに書いておいて、自分では掃除しないの?」ということになるからだ。

「なぜ私がゴミを拾うんだ?」と思いつつ、店の従業員や道の駅のスタッフ、ロ
グハウスのご主人などと「3月6日にゴミ拾いをす る!」と、ブログで宣言した。

3月6日、6人で開店前1時間、浄蓮の滝から半径5キロを 歩いてゴミを拾い、軽ト
ラック1杯分のゴミを集めた。これをブログで報告し たところ、ブログ仲間が「当日は
参加できないから、近所でやります」と沼津で仲間を募り、掃除してくれた。
「おもしろい」。そう直感した。ネットを通じて、だれかがそれぞれの町をきれ
いにする。しかも「一生懸命」ではなく楽しんで。
これって、ネットだからできることじゃないか。清掃活動を始めて、自身が大き
く変わった。

 以前は、地域と関わりをもとうとせず、地元の人に「静岡から来た」と言われ
るたび「閉鎖的だな」と思っていた。
そんな地元の人たちの家の前のゴミを拾いつつ「こんなにゴミが落ちてるじゃな
いか」と思っていたが、
ふと自分をかえりみたとき「じゃあ、自分はどうなんだ?」と。自分も、足元の
ゴミすら拾えていなかったじゃないか。
 伊豆が閉鎖的なわ けではなく、本当に閉鎖的なのは自分だった。自分の心が
周り を閉鎖的に見せていただけだった。
閉鎖的な自分を取っ払って、地域ともっと関わろう。ゴミ拾いを通じて、そう思
うようになった。(つづく)


※写真は8月2日早朝、寸又峡温泉でラジオ体操





Posted by Qさん 大魔人 at 22:05│Comments(0)
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寸又峡温泉開湯50周年記念フォーラム「若者が地域を変える」7
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