2011年08月02日

アメリカポートランドの旅(その3)



食後、アルバータストリートに向かった。アルバータは黒人が多く住み、
ポートランドの中でも治安が乱れていたエリアであった。
人が寄り付かなくなったこの地区の再開発に市は乗り出すことになるのだが、
さてどうする。
メインストリートにアートの力を注入することにより再開発を試みた。
通りに面した空き家に、アーティスト達を格安の家賃で入居を誘導、
ここでの彼らの活躍に期待したのである。
アフリカ系の原色溢れた壁画やファンキーなファッションや雑貨店、
エスニックなレストランが次々にできることで、ストリートの姿を変えていった。
今や多くの若者が集まり、個性的なライフスタイルを楽しむアルバーターは
良好な住環境に変貌している。

「マチの再生に何が必要?」と訊かれることがある。
「ヒトだよ、ヒトの誘致をすること。宿命的土着民を変える事は容易ではないけど、
選択的土着民をどう誘導するか。活性ガスを入れないと活性化しないからね」と
答える。
(つづく)





Posted by Qさん 大魔人 at 23:20│Comments(0)
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