2011年05月21日
庭大改造(その1)
時折、拙宅に友人知人に限らず、縁を強めたい方々を招いて○○○蕎麦 会を開 い
ている。
○○○に入るものは、ボサノバ、同窓会、オペラなど様々だ。
去る4月24日に第1回庭お披露目そば会を開い た。その後5月8日、14日、そして
29日と第4回まで続く。
庭お披露目と したのは、4月に3週間ほどかけて庭の大改造工事をしたのでそれ
を見ていただこ う
というものである。家を建てすでに25年。住まいの 拠点を浜松駅前に移してか
らは更に庭の手入れ
が行き届かず、荒れていた。
それを見た浜松市細江にある小堀遠州の庭園を持つ龍澤寺の武藤さんに
「家はいいけど、庭が駄目だねえ!こりゃー」と気にしていることを言われた。
拙宅は小生が27歳のときに設計したものだ。静岡県に建築技師として採用さ れ
たが、
大学では伝熱、流体を主に研究していたから建築の図面は殆ど書いたことがな
かった。
でも最初の配属が公共建築工事を担当する営繕課だった。当時、製図室があり、
机は傾斜がついていて製図板を置いてT定規一本でいつでも図面が描ける環境が
整っていた。
(パソコンで図面を描くCADなどいうものは当時なく、手書き)
「溝口君、 今、富士農林事務所の事務所設計しているから、屋根伏図を描いて
ね。」
「な、何ですか屋根伏せって?」
その次は宿直室のある農業用ポンプ場の設計。「渡辺さん、根太って?大引
きって?束って?」
と立て続けの質問攻め。床の間の落とし掛け、床框、床柱、付け鴨居何から何ま
で教えていただいた。
そうこうしている内に一級建築士の試験が迫ってくる。
学科は1時間10分にもなる通勤電車の中でマスター、製図は家で練習。
一年目学科合格、製図駄目。二年目にして合格。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at 21:48│Comments(0)