2011年03月08日

宮城県丸森町冬のたび(その6)





翌日は、お楽しみのこたつ舟だ。午後から山形県上山市に向かうに当たり、
我々を迎えに来てくれた上山市役所の山口さんも出航に間に合った。
昨年2月に、岩手県一関市にある「猊鼻渓」を巨岩絶壁が連なる雪降りしきる
渓谷を船頭さんの漕ぐこたつ舟に乗った。
こたつに足を入れちびりちびりやる酒に、舟のゆるりとした速さで移りゆく
水墨画のような風景に見とれた。

そのイメージで丸森町の阿武隈ラインのこたつ舟に乗り込む、
積雪はところどころで、一面雪の世界の猊鼻渓とは違う、
船頭が櫓をこぎながら民謡を唄い情調あふれるところがないのは残念だが、
ここには味噌仕立ての熱々のしし鍋に、昨晩の残りのどぶろくもある。
寿司屋が作り出前するしし鍋は確かに美味い、どぶろくの呑みも自然に進む、
ゆれる舟に身も心も揺らぎ、阿武隈川にもたれる心地よい一時間であった。

その時、船頭がそこの寿司屋ではサンショウウオの寿司を出していると
言うではないか!コブラも食したことがある浜松にある大手惣菜会社社長
の知久さんがすぐに反応した。「そ、その寿司屋に行こう!」(つづく)


※写真は岩手県一関市の厳美渓でのコタツ舟 
おいしんぼに紹介されたサンショウウオの寿司





Posted by Qさん 大魔人 at 21:57│Comments(0)
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宮城県丸森町冬のたび(その6)
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