2008年05月11日

茂木健一郎の脳活用法



新茶のシーズンです。
静岡県人の小生から新茶を美味しくいただく仕方を伝授しましょう。

茶葉大匙1杯に湯呑7分目ぐらいの湯冷まし60度を入れて2分程度待ちましょう。
ポットの湯ならば一度急須に入れてそれを湯飲みに移しましょう。
これで20度は下がるでしょう。60度よりまだ熱いですが70度ぐらいにはなっているでしょう。

急須からは雫一滴残さず湯飲みに出しましょう。
少しの量を分け合って、ありがたくいただきましょう。
甘みたっぷりのお茶です。

2煎目は80度を湯呑2杯分ぐらい入れて30秒から1分以内でOK
茶葉が開いていますので短めの時間とします。
このときは渋めの味がしてすっきとした味を楽しめます。

3煎を飲んでおしまいです。
毎朝、こんな風に新茶を楽しむことにしております。

※写真は5月4日 藤枝市でNPOが主催した「お茶の香ロード」でに伺ったときの一こまです。

溝口久
寸又峡まちづくり会議実行委員相談役 浜名湖えんため顧問
大魔人の旅他http://daimajin.eshizuoka.jp/

富士山静岡空港開港:平成21年3月http://www.pref.shizuoka.jp/kuukou/contents/
はばたく静岡国文祭平成21年10/24〜11/8開催http://www.pref.shizuoka.jp/kokubunsai/index.html

さて、以下が本題です。
大阪市役所の友人が送ってくれた「生きること」に大いに参考になりますので
どうぞ、ご一読ください。物覚えが悪くなったことを加齢のせいにしてはいけませんね


***

先週の火曜日(4/29)の「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見られたでしょうか。

脳の働きを茂木健一郎さんが的確に解説されておりとても参考になりましたので、皆さんにもお伝えします。

それにしても脳科学の進歩はすさまじいですね…。

茂木さんは、「脳は何歳からでも鍛えることができる」と繰り返し述べておられました。




○ 記憶(鶴の恩返し勉強法)

・海馬に短期記憶されたものを側頭連合野で長期記憶として定着させる。(刷り込む)

・まず声に出しながら、ひたすら書くこと。長期記憶に関わる側頭連合野は、見たり、聞いたりと

いう五感をつかさどる部分と近い場所にあるため、大声を出し、手で書くほどその部位が活性化され効果がある。

・一旦、テキストを伏せ、思い出しながら行うことにより、脳の中から「覚えろ」という信号が出る。

・目を使うだけの記憶法は、脳の活動が活発ではない。(脳の血流が青い)

・五感を使う勉強法は、脳の活動が活発である。(脳の血流がほとんど真っ赤)

 (この血流は、光を使って脳の活動を測る方法)

・英単語などはこの記憶方法がよいが、英会話はコミュニケーションによって記憶するので会話を重ねなければならない。



○ 集中力(短時間集中法)

・仕事や勉強をしている時、横やりが入り中断をしてしまう事はよくある。その中断からの立ち直りを早くできるよう

トレーニングすることで集中力を高めることができる。

・細切れの時間でも集中して仕事をする。細切れの時間でも何度も集中のスイッチを入れると、脳の中では、集中するための回路が鍛えられる。

・直ぐに集中することは簡単ではないが無理やり始める。(直ぐに始めるという訓練)

・記憶は、脳細胞と脳細胞をニューロン(神経細胞)が結ぶことにより生まれる。集中力もこのニューロンに関わるといわれており、

繰り返すことにより神経細胞を太くできる。

・考える時は「散歩」が良い。

・脳は感覚入力がないと何かそれを埋めようとする働きがある。散歩すると、むしろ注意を向けなくてすむ。



○ 育てる(褒める・叱る)

・いい発言があるとタイミングを外さず瞬間にほめる。本気で褒める。

・褒めることにより脳の中で「喜び」の物質ドーパミンが多く放出される。脳はドーパミンが多くでた時の行動を繰り返したくなる。

・「叱る」は、具体的行動を示さなければならない。

・具体的な行動をさせないための「叱る」は有効だが、「勉強しなさい」など具体的な行動を示さない「叱る」は混乱させるだけで逆効果。



○ 脳のスイッチ切り替え

・人間の脳には進化の歴史で学んだモードがたくさん蓄積されており、ほとんど活用されていない。

・リラックスに入るためのスイッチを見つけるとリラックスモードに入りやすい。



○ リーダーシップ

・リーダーは確固たるビジョンを持ち、成功すると揺らぐことのない信念を持たなければならない。

・たとえ自分の内面で揺らぐことがあっても部下に見せてはならない。

・リーダーの確固たる信念に触れ、部下は信念を揺るがすことがなくなる。



○ 飽きる

・脳は好奇心に満ちていて新しい刺激を求めている。

・新しい刺激を求めるには、相手に変わってもらうのではなく自分が変わらなくてはならない。



○ 最後に

・「脳は変わることができる」

・だから「日々、先に進むことができる」

・「自分はこういう人間だ」と決め付けてはいけない。



NB(日経ビジネス)オンラインから(重複部分は削除)

・「良いストレス」…自分が努力すれば良い結果になる可能性のある緊張。

・「悪いストレス」…自分がどう努力しても悪い結果にしかならない緊張。

・「報われない状況での努力」…無駄ではないが脳の「強化学習」は回りにくい。

・脳は成功体験によってしか強化学習が回らない。

・ドーパミンは予想することによってもでる。「希望を失わない」ことによって、長い間報われない努力

でも脳の中ではモチベーションが維持される。

・厳しい状況でも、それが大事な本質の事で、自分の人生においてそこから逃げるという選択肢が

無いのだとしたら、いつかは報われるという「希望」を持ち続けることが大切。



○ 長い会議と短い会議

・実質的な意見交換ができているかが重要。

・ダレてきていると思えば休憩を取るか止めるという臨機応変な対応が求められる。

・会議は生き物で、意識を持って参加していることができれば充実する。

・「タイムプレッシャー」(例えば30分)は、脳にとってパフォーマンスを高めることができる。

・脳は、常に新しいことを求め続けないと退屈してしまう性質を持っている。






Posted by Qさん 大魔人 at 22:14

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