2009年11月01日
ロックフィールドの柿と安藤忠雄
人はよく「○○を知っている、知り合いだ」と自慢げに話す。
拙者にとっての○○は誰なのか、最初の3番目までに上がる方に
ロックフィールド社長の岩田弘三さんがいる。
21世紀の食を変える人とも言われ、尊敬してやまない人である。
ロックフィールドは社名よりも、有名百貨店地下にあるサラダを中心とした惣菜店RF1、神戸コロッケが知られている。
岩田氏が初代で、東証一部に上場している。
会社の記念の集まりに2回ほど寄せてもらったことがある。メインゲストスピーカーは世界の建築家、安藤忠雄氏だ。
でも安藤氏の話より、はるかに岩田氏の話のほうが面白いし感動する。
ちなみにロックフィールドの本社社屋、静岡県旧豊岡村にある工場は安藤氏の設計である。
安藤氏の設計はコンクリート打ちっ放しのシャープさ、光の取り入れ方のうまさが言われるが、
小生は氏の建築の素晴らしさは「ドラマチックさ」にあると思っている。工場にもそれがある。
さて、話が横にそれたが 表題のロックフィールドと柿の話に戻したい。
送られてきた柿と「ある一冊の本」に添えられた手紙がある。
旧豊岡村にある***静岡ファクトリーでは、竣工した1991年に当時ファクトリーに在籍していた社員数にちなみ
240本の柿の苗木を植えました。その後も社員が丹念に育て上げ、たわわに実ったその柿を皆様にお届けするまでに
成長しました。皆様には柿とともに書籍「スローフード大全」をお届けしますが、これは今秋横浜で開催された
スローフード・ニッポンという国際イベントと時を同じくして発刊されたもので、その制作には私達も協力しています。
(後略)***
その柿の箱に安藤忠雄氏のメッセージが入っている。
***岩田さんは「立派な柿を育てます」と言っておられましたけど、はじめのうちは渋くて食べられたものではありませんでした。
ロックフィールドの人たちはこつこつと丁寧に育て、今やこんなに立派な柿が実りました。***
皆様にお裾分けしたいのは山々ですが、どうか写真でご勘弁を
Posted by Qさん 大魔人 at 23:55