2009年06月09日
西日本新聞連載(虫庭の宿第90回)
富士山静岡空港開港のお話への返事はとても多かったです。
返事はなるべくするようにしておりますが、
お返事無用かなと判断したメールには返事をしておりません。
お許しください。※写真はターミナルビル内で売られているビールです。
このところ配信の間が開くようにっている「虫庭の宿」を送ります。
送り続けていたら、是非虫庭の宿に泊まりたいとのリクエストが多くなっています。
ならば、「紹介するから泊まってみてくださいと言う」と、「いや大魔人の案内で」とのことで
9月6,7日の1泊2日で泊まることにしました。
「私も泊まりたい」とご希望の方、ご一報ください。
さて、今回は「ゆふいん音楽祭の永く続く訳」の一端が書かれています。
これを読むと坂本光司著の「日本でいちばん大切にしたい会社」に紹介されている
伊那食品のことをすぐに思い浮かべました。
会社にとって最も重要なのが「永続」することです。潰れてしまっては元も子もない。
私の座右の銘に、江戸時代の農政家・二宮尊徳の「遠きをはかる者は富み、
近くをはかる者は貧す」という言葉がありますが、そういう長期的な展望が「
いい会社づくり」には不可欠です。
目先の利益だけを考え、短期的に高い売上高を追い求めて高収益を上げても、
長続きしなければいい会社とは言えません。永続するためにゆるやかな成長は
不可欠ですが、最低必要な成長でいいと私は考えるようになったんです。
急成長はダウンを伴う。末広がりのゆるやかな成長を理想としています。
昭和33年の設立以来、連続増収を続けてきましたが、これを維持できているのは、
無理をせず、ゆるやかに成長してきたからだと思います。
急成長しようとすると、どうしても無理な投資をして、それを回収するために、大量に人を採用して、
必死になって売上高を伸ばそうとする。けれど、業績が悪くなると一転、リストラをして人件費を
削ろうとする経営者が多い。
会社の身の丈に見合ったゆるやかな成長を続けていけば、社員も取引先もみなハッピーで、
リストラしたり、仕入価格を叩くといった無理をしなくてすむわけです。
私は、「無理な成長を追わない、人間尊重経営、成長の種蒔きを怠らない」を実践し続けています。
Posted by Qさん 大魔人 at 23:11