2021年10月06日
由布院への旅(2020.11/21~23)その4




話をもとに戻す。深耶馬渓は切り立った岩々がダイナミックで見ごたえはある。
過去に木々が伸びてしまい岩々が見えなくなってしまったらしく、
景観復活のための作業をおこなったことの掲示がある。
昨年、中国で世界遺産になっている武陵源自然風景区の険しい峰が
連なった絶景を見ていたこともあってさほどの感動が実はなかった。
玖珠インターから高速に乗り湯布院インターに降りた。宿に行く道中にある
由布院幼稚園に寄った。長女が卒園した幼稚園だ。見た目、当時と変わった感じはない。
初日の宿にチェックイン後、由布院にいたとき以来親しくさせてもらっている井尾さん
ご夫妻が会いに来てくれた。今回はほぼ十年ぶりに娘たちに会わせたかったのである。
さすがに、成長著しき時の変化に驚かれた様子だった。
一風呂浴びた後に今晩の夕食を予約している山椒郎に出向いた。
新江さんがわざと不機嫌そうな顔をした後に満面の笑みで迎えてくれる。
「日本ではお客さんを崇めて機嫌を取るのが「おもてなし」です。でも、ヨーロッパでは
お客に期限はとりません。対等になって初めてできるサービスがありますね。
ただ、日本には貫いて極めていく「道」の気持ちがあって、おいしさを極めようとする点は
素晴らしいと思います。でも、極め過ぎるのもどうでしょう?野菜にしても世界的に規格が
一番厳しいのは日本ですが、行き過ぎているところがあります。それを少し戻そうとするとき
「地産地消」という言葉が生まれてくるように思います。」が「ゆふいん料理研究会」を主宰し、
今の由布院の料理を先導した新江さんの言葉だ。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at 15:00│Comments(0)