2020年05月21日
富山への旅(その1)

新型コロナウイルスの感染予防から県境を越えての移動が憚れる少し前の3月26日に高岡市への出張があった。
小山町での殖産興業遺産活性化プロジェクトの一つである明治39年に建設された森村橋の復元工事があり
橋の本体の復元が終了し、橋詰広場の整備に着手することになっていた。この広場に森村橋の名前の由来
になっている「森村市左衛門」のブロンズ像を据えることにしていた。
その像の原形をチェックしに高岡まで出向いたのであった。クレイで造られた原形の森村市左衛門
が語りかけてくるようなら満足、豊富なあごひげに柔和なまなざし、注文を出すごとにヘラを動かし
削ったり盛ったりが繰り返された。これで良しと判断し用は済んだ。
この日は富山市内に泊まることにしていた。となればどこで夕食をするかが大きな関心事だ。
こんな時、いつも思い出す言葉ある。由布院の溝口薫平さんに「Qさん、時間とお金をかけて旅する時にな、
旅先のNO.1の旅館を選らんだり、食事をすることをしなさい」と言われたことだ。
県立大学での講義の時にも学生に向けて一流に触れることをしなさいいと言った手前もあるので、
富山市内でNO1と思われるの料理店を予約することにした。日本海の幸を巧み料理して出す日本料理店をネット検索した。
「夜のコース、お任せのみ一人2万円」これだ!この手の店は予約が取れないことが多い。
由布院でも価格が高い宿から満室になっていく現象があるからそうなんだろう。
高ぶる気持ちで電話予約したところ、予約できた。この時すでに宴席や外食自粛雰囲気が十分に広がっていたからと思う。
その前に一緒に出張する職場の同僚の了解をとらなければならない。これには苦い経験がある。博多に職場旅行に行くに当たり
夕食をどこにするかで、先走ってリーズナブルな日本料理店を7000円で予約したところ、「もつ鍋がいい」と却下され、
局小生だけがその料理店に行ったことがある。一人で博多の夜、何てしませんよ、博多に住む友人を誘った、
むしろその方が楽しかったけどね。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at 22:10│Comments(0)