2019年09月11日

ギリシャへの旅(その15)



アテネの博物館は当然のことながら充実している。ギリシャ帝国が紀元前に滅ぼされて以来、

1830年に独立するまで国としては無いから古くて新しい国と言えるのかな

4日目はギリシャ考古学の総本山である国立考古学博物館に行くことをメインに据えていた。

ホテルから歩いて向かう途中に古代アゴラがある。アクロポリス遺跡と並んで、アテネ観光の目玉となっている古代アゴラ。

アゴラとは「市場」そして、人が集まる「公共広場」の意味だ。当時は買い物に出かけるのも男性のみで、

彼らが集まっては政治や哲学について談話した場所であったヘファイストス神殿がとにかくすごい。ヘファイストスとは、

ギリシャ神話ではゼウスと正妻ヘラとの間の息子で、火にまつわる鍛治の神。「パンドラの箱」で知られる、

最初の人間パンドラを作った神でもある。神殿が建てられたのは、紀元前5世紀。今から2500年以上前のものなのに、

未だに当時の原形をとどめており、ギリシャ国内の中では、最も良い状態で残されていると言われている。

それは、7世紀から19世紀まで建物がギリシャ正教会として使われていたからだ。屋根やレリーフの装飾などは、

パルテノン神殿よりも見ごたえがある。(つづく)





Posted by Qさん 大魔人 at 23:02│Comments(0)
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