2019年09月02日

ギリシャへの旅(その10)



次は小高い丘の上にあるミケーネ文明の遺跡を訪ねた。アガメムノンの父アトレウスの

ゆかりの地と考えられており、紀元前40世紀頃から都市が築かれていたとされる。

紀元前14~紀元前13世紀の最盛期には、エーゲ海一帯の支配権を掌握していた。

気が遠くなる話だ。日本では縄文時代が始まったころか。

この遺跡は1876年にシュリーマンが発掘したことで有名。アトレウスの宝庫、

「黄金のマスク」が発見された円形墓地、宮殿、博物館などが点在している。

丘に立つ要塞は、まさにアクロポリスの原型で、ということは大規模な争いが

起こるようになってきたと言える。坂道を城塞沿いに上がっていくと獅子の門が

見えてくる。門を構成する巨大な石を紀元前数十世紀の時代にどのように重ねたのか全く想像できない。

門を抜けると直径26.5mの円形墓地を下に望む。内部に6つの竪穴墓地があり、

副葬品に「黄金のマスク」が含まれていた。(つづく)





Posted by Qさん 大魔人 at 22:41│Comments(0)
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