2019年02月19日
一関市への旅(その1)







昨年の冬は山中温泉に出かけた。さて、今年はどうする?寒い時には寒いところに行くことにしよう、
すると岩手県一関市役所の藤倉さんが思い浮かんだ。十年前に職員研修の講師を頼まれたのが、
きっかけで縁が続いていた。雪の猊鼻渓をこたつ舟に乗って一杯やったことが忘れられない。
2月の三連休を利用して行ってみようと電話をしてみると「日本食と食文化によるインバウンド誘致
SAVOR Japanネットワーキング全国大会があること、天下の奇祭『水掛祭り』、『第12回せんまやひな祭り』
もあっからおいでなさい」とありがたい返事。寒波がやってくると天気予報は言っていた。
確かに2月9日東京の朝は雪が降っていたが、新幹線車中から見る風景には殆ど雪は無かった。
一ノ関駅に到着すると西口に10年ぶりに会う藤倉さんが待っていてくれた。実は顔をすっかり忘れていたが、
会うなり直ぐに10年前の記憶に戻してくれた。
早速、こたつ船の舞台の猊鼻渓に案内してくれるとのこと、船に乗るには少し時間があると言うことで、
「石と賢治のミュージアム」に案内してくれた。敷地内にある旧東北砕石工場は宮沢賢治 が勤務した工場で、
1924年 に創業したものである(1978年操業停止)。「みんなのほんとうの幸せ」を求め、理想郷創造に邁進
した宮沢賢治と工場主の鈴木東蔵の心と生き方に触れるミュージアム。「雨ニモマケズ」が生まれるまでの足跡を、
手紙や写真で説明している。また、賢治が東山を訪れるきっかけとなった旧東北砕石工場も併設している。
ここに賢治を囲んでの人形があり、一瞬本物かとギョッとする。賢治はどれだと思う?の問いかけに一発正解。
流石と褒められた。思想家、童話作家、農学博士のイメージからその姿を当てただけのこと。
小学校の時に講堂で見た「風の又三郎」の白黒の映像の一場面を思い起こす。
ミュージアムに沿うように走る大船渡線の駅がすぐそばにある。ここに何とポケモン列車が停まっていた。
東日本大震災で被災した子供たちに笑顔を届ける主旨で始まったのが2012年、人気衰えず。
親子の笑顔であふれている様はなかなかいいものだ。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at 22:48│Comments(0)