2018年08月22日
北海道への旅(その4)







この日は、「ながぬま温泉館」泊。夕食はジンギスカン食べ放題、秘伝のタレも数種類用意されていた。
「さとうジンギスカン」と言われ町民の絶大な支持を受けている代物だ、確かに地元の顔ぶれが多い。
普段食べなれていないので、むさぼりつくように口に入れていた。そして“どぶろく”も出された。
長沼町は「どぶろく特区」も取得しており5軒の農家が製造しているとのこと。皆、口にはしたものの、
どうも口元が冴えない。北海道にはビールが似合う、どぶろくはどうも、、、 ビールは浴びるほど飲んだ。
ジンギスカンも腹くっちーレベル、しばらくは口にしたくないなあ。
最終日の視察は恵庭市立図書館から始まった。小生が視察先として行った図書館は図書館ボランティアの先駆けの
伊万里市民図書館、蔦屋のカルチャ・コンビニエンス・クラブが指定管理者を務める武雄市図書館だ。
恵庭市のウリは何か?まずは市が「読書のまちづくり」を進めていることにある。初めて聞くまちづくりのテーマだった。
市は平成25年に「人とまちを育む読書条例」を制定。赤ちゃんに絵本を送る「ブックスタート」に、町中の店などに本を展示し、
本を材料に会話が弾む「恵庭まちじゅう図書館」。24まで開館「夏の夜のレクイエム」、開架の仕方も特徴的だ。
説明を聞き終え、館内を見ている内に開館時間となり、待ち構えていた人たちが次々と入ってくる。
まちづくりの中心に読書を持ってきた恵庭市の知性に触れた場面であった。
夏休みになると子供の生活のリズムが崩れる、これを防ぐために図書館を7時に開ける取組みが紹介されていた。
本当に7時には子供たちが図書館前に並ぶ場面がテレビから流れ、子供たちの言葉からは、朝一の勉強でモチベーションが上がっている様子が伺えた。
図書館ってまだまだ多くの可能性を秘めているようだ。
図書館から出ると町歩きが待っていた。炎熱の本州にあって北海道は違う、町歩きは苦ではない。待っていたものは個人の庭先、
所謂オープンガーデンというもの。読書の次は「花のまちづくり」だ。案内人がいるのが、他の町のオープンガーデンとは違う。
寄る家々の人は見せることを意識しているので、レベルの高い「展示」を見ることができる。ここでも農家民泊同様、
庭を介して交流が生まれているようだ、そこことを家主は話題にする。
よく、行政は交流人口の拡大を課題として言うが、ここ北海道で見た各個人が喜びを伴う質の高い交流を創出させることこそ、
行政に携わるものとして仕掛けたいものだとつくづく思わせてくれた今回の北海道の旅だった。
北海道庁の米一さんはじめスタッフの方に深く感謝するものです。次には富士山の麓「小山町」に是非お越しを。(おしまい)
Posted by Qさん 大魔人 at 23:09│Comments(0)