2018年08月18日
北海道への旅(その1)




2年に一度の「Jネット47」の旅がやって来た。構成メンバーが各々自分の県に呼び、二泊三日の視察旅行を企画する。
今年は北海道だ、ありがたい。高気圧が重なり灼熱の暑さが続く本州を離れることができる。平地より5度ほど低い小山町でさえも、日中の暑さは堪える。
北海道庁の米一さんの企画はまずは登別温泉が旅の始まりだ。せっかく北海道に行くのならば、かつてドイツの保養温泉地視察にご一緒した大西さんの宿に泊まらなくてはと鶴雅リゾートのホームページをチェックすると札幌近くの定山渓温泉に「森の謌」というホテルがあることが分かり、旅の日程の一日前に北海道入りすることにした。富士山静岡空港からの飛行機をチェックすると丘珠空港に飛んでいくのが具合良いことが分かった。
その事を大西社長に伝えると何と空港まで迎えに来てくれるとのこと、ありがたい限りだ。小生と同じく静岡県を中退し静岡産業大学の教授
になっている小泉さんを誘い丘珠空港に飛んだ。丘珠空港に着くとヒンヤリとした風が流れていた。ボーディングブリッジは無く、
タラップを降りターミナルビルに向かった。ちいさな飛行場はすぐにチェックアウトできるのが、ありがたい。
迎えに来ていただいた黒塗りワンボックスに乗り込み定山渓温泉を目指した。ほぼ一時間後に「森の謌」に到着。アイヌのデザインを
取り込んだ素敵なリノベーションの宿だ。ラウンジに暖炉を組み込んだ鉄のオブジェがある。吹き抜けの天井に達している。
一方で天井から張った鉄線を水の滴が落ちてくる、その下には緑のカーペットにマリモみたいな椅子。大地、大樹、雨という森の循環を表現している。
このラウンジは靴を脱いで使うことになっていて、本、JBLのスピーカーにマッキントッシュのアンプ、体を包み込むソファーが用意され、
本を読みながら心地いい至福の時を過ごすことができる。ラウンジ横にはバーがあり、至れり尽くせりだ。小生には用はないがシガールームという葉巻をふかす部屋まで用意されている。部屋でなくラウンジで長く過ごすことが心地いいという稀な宿をここ「森の謌」に見た。
同行の小泉さんも連泊してゆるりと過ごしたいと言っていた。全く同感だ。(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at 10:13│Comments(0)