2017年09月17日

富山への旅(その3)



県立美術館の9時30分開館と同時に入るつもりが10時を簡単に回っていた。
美術館といえば、敷居が高くて疲れるというのが伝統的な美術館の姿だ。
小生が工事を担当した静岡県立美術館もその口だ。ところが金沢21世紀美術館あたりからアートを楽しむ、体感する。
そして気の効いたカフェやレストランがあり、アートのある楽しい時を過ごすような潮流に変わってきている。
富山県立美術館もまさにそうだ。キャナルの風景を中に持ち込んだ開放的なデザイン、内装はやり過ぎなくらいに木を使っている。

内藤廣デザインの富山県立美術館は、妹島和代の研ぎ澄まされたデザインの金沢21世紀美術館に比べおおらかな空間に包まれ、
展示によって容易に空間を変えることができるつくりになっている。屋上にはアート性の高いオリジナル遊具があり親子連れには大人気だ。
眼下にはキャナルがある公園があり、スタバも立地していて行列をつくっていた。これらが富山駅から徒歩圏内にある。
新幹線開通を機に勢いを持って変容していっている。有名になったLRTはこれまで駅をはさみ連続していなかったが、
高架により連続になる。街中の移動が相当に楽になる。ほめ過ぎかもしれないがアメリカの人気都市ポートランドに近い気がする。
金沢ではなく富山がこれから面白くなりそうだ。強く再来したいと思う都市である。(おしまい)






Posted by Qさん 大魔人 at 19:44│Comments(0)
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富山への旅(その3)
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