2017年08月28日
熊本への旅(その3)





その日は「青葉の瀬キャンプ場」での泊、翌日は清和文楽館に向かった。
開館26年、この建物は設計石井和紘 円形プランに和瓦、
ダイナミックな木の小屋組が大きな話題になった建物だ。
当時の細川知事が建築や都市計画を通して文化の向上を図ろうというコンセプトで
「くまもとアートポリス」と銘打って、設計者の選定についてコミッショナー、
当時磯崎新に全権が与えられ建築家の登竜門的存在にもなっていた。
これで竣工した建築は常に建築雑誌で紹介され、その建築を見に熊本県に
人が集っていた。その一人が自分であった。
篠原一男の熊本北警察署、葉祥栄の三角港フェリーターミナル、
山本理顕の県営住宅、伊東豊雄の八代市立博物館、高崎正治の玉名展望台、
安藤忠雄の県立装飾古墳館、青木淳の馬見原橋を見て回った。建築がこんなに面白い県は他にない。
20年ほど前には家族で文楽見物の為に聖和文楽館に寄った。当時2歳の次女が泣き出し、
会場の外に出た我々を追って館長が飴持ってなだめに来てくれたことに感謝したことを忘れずにいる。
20年ぶりの訪問は人形遣い、太夫、三味線も若返り定期公演が続けられていることが嬉しかった。
建物もしっかりメンテナンスされ、その美しさを保ち、芝生広場も綺麗に刈り込まれていた。
地場産品売り場のものも客入りも多く、この施設こそ地方創生になっていることをつくづく感じさせてくれる。
(つづく)
Posted by Qさん 大魔人 at 23:16│Comments(0)